神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

あんこうを食する会に行って来た

2024年03月21日 21時49分33秒 | 料理を作る・食べる
 *「甲越軍記」は、朝の掲載に変更します。

 冬の味覚、富山湾の「アンコウ料理」広い意味で言えば、能登半島の内海(七尾、氷見)から富山県全域と新潟県の上越地域の海岸と佐渡島の西側までが富山湾と言える。
これは正月からの地震の発生地域にかぶっている、そもそも富山湾がどうしてできたのかわからない? 狭い範囲に深さ1000mを超えるすり鉢状の海溝だ。

ともあれ、「アンコウの会」に招かれて、行って来た
新潟県、富山県からボランティア仲間が30数名集まって、交流を深めた
アンコウの刺身、水袋(胃)の小鉢、アンコウの焼き物、アンコウ鍋、ホタルイカの天ぷらなど9品の料理
二年ぶりに熱燗を飲んだ、三次会、四次会まで歩いてしょっちゅう御前様だった私が、二年前から急に酒に関心が無くなった。
家でも一か月に二回くらい水割りを一杯飲むくらいで、台所にはブランディ、焼酎、ワイン、ウィスキーがほとんど手つかずで並んでいる。
飲めなくなったら人生お終いなんて言うが、やはり高齢化してきたということか、体は正直だ。
今回も本会だけで帰宅した、21時半には家に着いて22時に寝たら4時に目が覚めた。
違う地域の人たちと、たくさん話が出来て楽しかった。






半月ぶりに漁の手伝い 新鮮魚を満喫だ

2024年02月16日 08時03分45秒 | 料理を作る・食べる
いつものようにのんびりした朝
「ブギウギ」を見て、録画を見ていたら電話が鳴った、船長だった
「今日、魚がいっぱい獲れたんで、これから手伝い来てもらえんかねぇ?」
午後から人と約束があったので「12時までなら大丈夫だけど」
「うん、yottinさんの都合に任せるから、頼みます」と言うことで、早速支度をして出かけた。

やっぱり、カニから立ち直って刺し網漁に代わったので、今日はサバ、アカムツ、カレイ、メバルが主で、そのほかにもツヅラメ、アマダイ、アンコウなど、本来の船長の漁になっていた。
私が現役でこの港で競りをしていた時から、数ある漁師の中から、この船長の魚がお気に入りで、競り上げて高値で買っていた、それだけ品質も一、二を争う船だったのだ。
その頃はカニなどやらなくて今日のように刺し網専門だった、1~3㎏くらいのヒラメなんかをたくさん獲っていたものだ。

私は急いでいたので、昼にそのまま帰ったが、夕方、船長が我が家までまかないの魚を届けてくれた。
それから3時間、みっちり魚の下ごしらえをした。
夕飯はカレイのから揚げ

イカとジャガイモの煮物

しめサバも作って

朝は、いわしの塩焼き、脂があった

珍しい魚が一匹だけ混じっていた
ググったら「ホタルジャコ」という魚だそうだ スズキの仲間で最大15cm位になるらしい、名前は高知県が発祥らしい。
生息地は対馬から九州西岸、千葉房総から九州南岸、瀬戸内海、朝鮮半島から東シナ海、インドから太平洋だそうで、日本海ではほとんどいない
だから私が見たのも人生初だった、市場にも出回らない。

発光バクテリアが共生していて、ホタルイカのように発光すると言う
いろんな食べ方ができるが、刺身は最高に美味だそうだが、鮮度落ちが早いのでとれたてしか刺身に出来ず、産地限定のさしみ。
たまたま船長の網にかかったが、小さく1匹なので商品価値なく私の口に入ったと言うわけだ、一口で終わったが確かに甘くて風味がある

また干物を作った、今回は数が少なくて楽だった、今日は早朝から干物に最適な冷たい風が吹いていて午前中で出来上がった。

白カレイとヤナギカレイ

メギス

いしもち





食べたいのに思い出せない

2024年02月07日 08時19分21秒 | 料理を作る・食べる
  朝、6時過ぎ半月ぶりに震度3の揺れ、能登は震度4だった
ラジオではちょうど大の里や遠藤が能登を訪れて元気づけたというニュースを流していた最中だった。
大の里の家族も避難所にいるということだ。

仕事を辞めて何が一番変わったかと言えば、スーパーへ買い物に行くようになったこと、もちろんそれは私が家の夕食を作る日だからだ。
別に言われてやっているのではなくて、ある日突然「あれが食べたい」とむしょうに食べたくなる日があるのだ。
主に。魚料理、海鮮丼、中華丼、鍋物、握りずし、牛肉など日常的な夕食には出てこないメニュー、そんな時だけ自分で作る。

ところで、そんな買い物に行くときに、何だか知らないがおやつ的に食べたいものがあるのだ。
あるのにそれが何だかわからない、アイスクリーム、ヨーグルト、せんべい、ゼリー、チョコレート、シュークリームあてずっぽで買ってきて食べてみるが、いずれも違う
フルーツかチーズか、やっぱり違う

そして突然わかった、きんつばが食べたい、それから熱々の大判焼きが食べたい、そうか粒あんが好きなんだ。
こしあんはダメ、粒あんでないとダメ
今日、思い立ってスーパーへ行ったが無かった、仕方ないからあんこが入った牛皮のまんじゅうを買ってきた
やはり中身はこしあんだった、ホオッテおいたら、女房殿と息子が喜んで食べてしまった。

そうそう品質はともかく、こんな食感も好き


いまハマりだしたおやつはこれ セブンのせんべい





2023年 今年最後の料理作りは

2023年12月31日 20時14分02秒 | 料理を作る・食べる
 今年は台所に立つ日数が去年よりはるかに多くなった
ようやくジレンマと言うか、トラウマと言うか職業的な圧力から、趣味的な気軽な料理作りにシフトで来たのだ。

思えば、二年前の大晦日は商売最後の日で、この日の仕出し料理を作って私の53年の調理人生の幕を下ろした。
この日も、目がまわる忙しさで早朝5時から夕方6時半まで、びっしり働いた
みんな帰った調理場に一人残って「ぼおお」としていたが、めくるめく思いでが蘇って少しセンチになった。
そして翌日、新年の三が日を始めてのんびりと家で箱根駅伝を見ながら過ごし、4日からは富山市のホテルで一人、三日間過ごし美術館や刀剣博物館、運河公園、岩瀬浜、富山城、市内散策をしてのんびり過ごした。

さて、大晦日の晩ごはんは毎年「すきやき」と決めてあるが、今年は妹夫婦がすき焼き肉をプレゼントしてくれると言うので最後の最後に、すごくお得な日を迎えられて幸せだ。
12月に入って、ヘビの(大蛇)の夢を見たり、外国の金貨の拾い放題の夢を見たが、正夢になったのかな。
黒毛和牛3.5㎏もいただいた。


今日は年賀状を投函してきた後で正月用の「おせち料理」を作ってみた。
なんでも値上がりで既製品なんか買っていたら、とんでもない金額になる
ここは手に入る材料と田舎割烹界の三流の腕を活かして「やってみるか」となった。
彩も色気も品格もない料理だが食べ盛りもいるし、材料費だけだから、かなり格安に出来た
今はおせちの三段重ともなれば、田舎でも3万円以上、都会では6万、10万なんてのがザラらしいから、正月は家族4人そろったし、家族にはこれで我慢してもらう
これで明日は朝からのんびりできるし、初詣もゆっくり行くことができる

三段重にして①自家製大根と人参の酢の物 チキンから揚げ 大えびフライ
紅鮭焼き物

② エビチリ 鳥もも照り焼き ホタテ煮物  卵焼き 牛肉しゃぶ

③ はんぺん焼き タラの子和え サケ巻昆布(既製品) けんちん巻(既製品) 数の子(既製品) 越中昆布巻かまぼこ(既製品) チーズ(既製品)


さて2024年はどんな年になるのだろうか、2023年は私の一文字は「戦」だったな、同じ「戦」でもWBCや阪神決戦みたいなスポーツの戦いは良いが、中東、北欧での今までにない激しい戦争は多くの犠牲を出しながら、まだ続いている、そして中国周辺でもきな臭くなっている
左卜全ではないが「やめてけれゲバゲバ(じゃなくて戦争)」と言いたくなる

今年よりも平和な年であることを願う。

疲れました

2023年12月24日 14時50分42秒 | 料理を作る・食べる
 今日は疲れました
船長も年末に向かってエンジンがかかってきたようで、獲ってくるくる量が日増しに増える。
もっとも天気次第の漁業だから、獲れるときに獲らないと大雪の年には1か月に2日しか出漁できなかった年もある。

私の収穫、初大根 小さいけれどしっかり水分と辛みがありました。

これからなんにでも使う激辛唐辛子

冬至 ゆず


雌カニを身抜きして、内子も入れて「カニの素焼き」を作りました。

今日はここまで

昨日の夕食に「がんこ汁」

2023年12月21日 10時52分38秒 | 料理を作る・食べる
 今朝は週間ルーティンの新湊行きの日だったが、20kmほど走っていたら雪が激しくなり、風も出て来た
西の空はどんより暗い灰色で、雪が国道を真っ白にしてまだ積もっていく
予報通り今日から3日間大雪注意というのは正しいようだ
それで引き返して、今日のドライブはお終い。

北陸の冬グルメ三羽ガラスと言えば「あんこう」「本ずわいがに(松葉ガニ)(越前ガニ)」「寒ブリ」であろう
「あんこう」は美味しいアンコウの限界で15㎏くらいである
味は別とすれば春になると30㎏を超える大きなものも獲れる。
今日は、アンコウの話ではない
アンコウに似た名前で、やはり冬の魚汁に「がんこ」という魚がいる



姿は、アンコウに似ている、顔は名前の通り「がんこじいさん」みたい
頭が体の半分、頭はゴツゴツした小さな突起が幾つもあって痛い
大きいもので30cmくらいだからアンコウとは比べ物にならない
ところが調理すると



透き通った白身の魚で、オレンジ色の肝
このあたりでは大根やネギを入れてみそ汁にする。
今夜はカニの炊き込みご飯と、がんこ汁、それとカニと一緒に獲れた赤浅羽の煮物です。


赤浅羽の煮物 赤がれいともいう。
中央の皮が剥げているのは、新鮮な魚の特徴、まだ筋肉が生きているから
身が縮んで皮が割ける、だから通常は十文字の切り身を入れる。


カニの手伝いに行く理由の一つは、こうした獲りたての新鮮鮮魚を食べることができること。



商売を辞めて2年間、スーパーの魚で我慢していたけれど、毎日、魚市場直仕入れの新鮮な魚を口にしていた私にとって寂しかった。
今は船長に感謝しています。


カニ雑炊

2023年12月20日 10時56分23秒 | 料理を作る・食べる
 カニ漁がある朝はアラームをセットするが、意識するのか夜中に1時間ごとに目が覚めてしまう。
だが仕事が終わった昨日は23時に寝て、朝の7時までぐっすりと寝た。
やはり仕事となると緊張感がひとりでに起きてしまうようだ。
カニ漁も冬の間だけだから、4月からはまた無責任なグータラ生活を楽しめる。

さて今朝の朝食は昨夜の味噌汁が残っていたので、味を調節してからカニの身を入れて、最後に溶き卵を流して「カニ雑炊」出来上がり。
雌ガニの内子も入れて、おいしく温かなカニ雑炊を味わいました。

数日後には2回目の「カニ炊き込みご飯」を作ります、それと焼きガニもやってみようと思っています
早朝の寒空での仕事だが、それに倍する楽しみあり。



塩分過多とは言うけれど・・野沢菜

2023年11月18日 10時16分29秒 | 料理を作る・食べる
 未だに20度近い日がある今年の秋
秋とは言うが、もう11月も半ばで晩秋であるがいつもの秋とはやはり違う気がする。
警察署などの看板には「早めに冬タイヤに替えておきましょう」とあり、民放でもそんな言葉が出てくる季節である。
息子の会社でも今月中に取りかえるようにとのお達しがあったそうだが、長期予報ではエルニーニョが続いて小雪との予測。

冬は北陸では何といっても冷水で締まった魚が旨くなる季節
すでにカニは解禁となり、私もこれから4月までは寒さの中での仕事になる
毎日のんびり暮らす予定が、真冬にまさかの4時半起きの5時過ぎ作業開始になるとは思ってもみなかった。
人生はどのように進んでいくか見当もつかない、消息を伝えた一枚のはがきが新しい人間関係を産んだ
退屈している男と、人手不足に困っていた漁業者の男

何より何十年も通った魚市場にまた通える楽しみもある。
誰にも知らせず行っていたが、さっそく港の市場で競り人をしている「またいとこ」にバッタリ会ってしまった。

2年間新鮮な魚を食べることが出来なかったフラストレーションの解決にもなる、さっそくカニを食べられるようになって満足している。
これからはヒラメ、アンコウ、甘えび、タラなども出てくる。

魚も良いが、「野沢菜」の季節でもある
その名の通り信州野沢温泉あたりが発祥の地なのか? それは知らないが、信州でも雪が多い北信濃の名産のように思える。
以前、野沢温泉に行ったら、公共の洗い場で野沢菜を洗っていた、それはよくみたら温かな温泉水であった、これが野沢菜を美味しくする方法の一つであるかの言葉をテレビで聞いた気がする。


野沢菜の食べ方の楽しみは広い葉の部分でご飯を包んで食べる方法、そしてもう一つは「お菜入りごはん」
5ミリくらいに刻んだ野沢菜をご飯にまぶして丼で食べるのが大好きだ
野沢菜の味噌汁も美味しい
今朝はそれを食べたが、野沢菜は長野県境の新潟県の妙高産の物である、いろいろな味付けがあるが、やはりシンプルな塩味そのままが好きだ。


カニの炊き込みご飯

2023年11月08日 20時34分13秒 | 料理を作る・食べる
 今日は茹でたカニを45分かけて身をほぐして「カニの炊き込みごはん」を作った。  カニ味噌、雌カニの内子も入っている



月曜日に解禁になったカニ漁は、全国に先駆けてわが町の船が即日出漁したわけだが、1日遅れで一斉にカニ漁が始まった。

去年は一番競りの越前カニが福井で2.2㎏一匹310万円で競り落とされたと書いたが
今年は神戸でなんと一匹1000万円で競り落とされ、買ったのは地元の割烹料理店だと言う。

重さは1.2㎏で、うちの船の一番ガニと同じ重さである
だが神戸では1000万円、親方のカニは2万5千円、決して引けは取らない立派なカニであるがブランドと地域の経済格差でこの差がついた
もっとも二番カニからは桁が2つは下がる、誰かが「二番じゃだめですか」と言ったが初セリのマグロや本ズワイガニ(松葉ガニ)は絶対一番でなければいけない。
1.2㎏のカニが百数十キロの大間の一番マグロと同列の値になったのだから、これは競り落とした社長の太っ腹としか言いようがない。
まあ、こちらも2万5千円とはいえ、このあたりではなかなかの値だから不満はない。

さて、そんな高級カニではないが、小型のカニを炊き込みご飯にしたが、なかなか香ばしいおいしい炊き込みになって腹いっぱい食べた。

やはり季節のものをいただけるのはありがたい、松茸は手が出なかったがカニは満足した
今度手に入ったら、焼きカニかカニスキでもやってみようと思っている
カニ漁はこれから春まで最盛期になる、雪が降った頃のカニは最高にうまくなる。

女房殿の手作り餃子もニンニクが効いてなかなかうまかった。
  








 


新鮮な魚を食べた日

2023年10月31日 15時21分55秒 | 料理を作る・食べる
 今の生活には結構満足している
不満足を言えば「地魚の新鮮なのを食べることが出来なくなった」こと
毎朝、魚市場で新鮮な魚や地物のとれたての競りに参加して競り落としたのを調理していたのだから、スーパーのパックに入った刺身などとても・・・
だけど無い物ねだりもできず、ずっと新鮮な魚から遠ざかっていた
焼き魚や煮魚は少し鮮度が落ちていても味付けで騙せる。

そんな中、新鮮な生ガニが手に入って、さっそく茹でた
更にスーパーに行ったら珍しく超新鮮な「かんぱち」の皮をひいた刺身用があった
しかも半身で580円と、お買い得、買わない手はない
刺身パックは高いけれど、自分で切るとこんなに安い、580円で家族3人分の刺身を切った 

画像は色合いが悪いが実物はみずみずしく赤みを帯びている



久しぶりに新鮮な魚を食べられて満足でした。