バックtoザ.フューチャー もう何回こそ見たものか
この手のドタバタ劇は誠に面白い
一つの場面に3人の自分が同時にいるなんて考えられないことだが
さすがアメリカ的、スピルバーグ的
時系列的に新しい時間の自分が、古い時間の自分を見ている
そこは3次元的である故に、面白い
エクセルでこれをやってしまえば、たちまちエラーの矛盾が起こるはずだ
さて、先日「バック・・・2」を見ていて、私の愛読書「リプレイ」と共通場面があったのに気づいた
それは、野球なや競馬などの勝敗や勝利者が書いてある未来のスポーツ年鑑を今の時代に持ち込んで、賭で大勝ちして大金持ちになる場面
どちらもそうなる、但し「バック・・・」では敵役が大金持ちになってしまうのだが
「バック・・・」と「リプレイ」は、どちらも時代を行き来するのだが
「バック・・・」はタイムマシンを使っての時間移動 一方「リプレイ」は同じ人生を何度もやり直すパターンで
全く異なるのだ。
「バック」は結局、今の人の時系列的な人生の流れの中で、過去や未来に行くので実際に描かれる時間は1ヶ月も
経っていないのかも、ただ出発した時間より、少しだけ前に戻ったりはするが。
「リプレイ」、蘇ってから死ぬまでの人生を何回も繰り返す
そうしているうちに要領を覚えて、次の人生の生き方を考えながら死を待つようになる
しかし、生きている時間は次の人生を迎える度に短くなり、最後には・・・
すなわち、蘇ったときの年齢がどんどん高くなっていくと言うことだ、死ぬ日は同じなのに
穴に閉じ込められて、だんだん水位が上がってくるのに似ている
「バック」はタイムマシンを使って、両親も含めた情けない人生からの脱出がテーマだが
「リプレイ」は人生の時間は1分たりとも無駄にしてはいけないという教訓本だ
そして人生で一番大切なことを教えてくれる
「リプレイ」は一度呼んでみる価値は充分ある、私はもう5~6回は読み返しているが
いつ読んでも新鮮だ。
そして人生の寂しさ、はかなさも同時に思ってしまう だが読み終えるといつもさわやかな気分になる