妙高山は越後の山だと思う
けれども信州信濃町あたりから見るのが雄大で美しい
信濃町から西を見ると、飯縄山、黒姫山、妙高山の三つの独立峰が等間隔で並んで美しい姿を見せている
飯縄と黒姫は2000m前後でほぼ同じ高さだが、妙高は2450m近くありひときは高くそびえている
そびえている・・・・と言うのはちょっと違う、飯縄、黒姫はおむすびのような山頂で愛嬌がある
だが、妙高は崩れている、荒々しく崩れている、火山でもこれだけ崩れているのは近辺では裏磐梯くらいか
白根山だってこんな形では無い、隣の焼山も活火山だがおむすび形だ
ものすごい噴火で山頂がグングン噴出物で盛り上がっていったのは富士山の創造と同じだが
妙高は、膨れるだけ膨れたら、今度は山頂部分が突然、すと~んと落ちてしまった
それで複式火山になったのだという
妙高の裾野はよく見るとおそろしく広い、東に向かってなだらかな原野が国道まで広がっている
この広い裾野と陥没した山頂を結んでみると、陥没前には3000m位まで達したのでは無いかと思う
もし3000mまでいったなら、独立峰では富士山は別格としても、御嶽山、阿蘇山、浅間山と肩を並べる
かえすがえすも陥没したのが惜しい、信越国境にそびえる3000m峰、想像するだけでも心が躍る
絵に描いてみようかな。