今朝は強い雨が音を立てて降っている
そんな中にも季節外れの朝顔の大輪が10ほど咲いていた
信州は、どこの県とも違う独特の風情と匂いがある
山ばかりの国なのに、なぜか開放的な雰囲気があるのは空がすごく近いからだろう
夏、晴れた日の高原の入道雲は、北陸の海上に盛り上がる入道雲よりもはるかに大きくて高い
もう一つは、街道である。 信州を走ると、いたるところで中山道に出会う、そしてそれは国道の峠を下ったあたりだとか、宿場跡であったりだとか
たまに車を止めてのぞき込むと、それは草の茂みに覆われて、曲がって下っている、いつか歩きたいと思うが、「いつか」は「やらない」と同じ
中山道には東海道や北陸道とは違う江戸時代を感じるが、馬籠宿、妻籠宿、海野宿などと比べると奈良井宿は江戸時代の風情がない
道幅が広すぎるのか? 宅急便がひっきりなしに入ってくるからなのか?
街道から離れた寺だけが落ち着いた風情を見せる
蕎麦店に入った、くぐり戸を入ると薄暗い店の中には満杯の観光客がいた
勉強会の団体が囲炉裏を囲んで、街道の歴史を学んでいた
五平餅を頼んだ、皿に串に刺さない丸い五平餅が3ヶ、昔、中山道沿いの「寝覚ノ床」で食べた五平餅は幅広い串に餅を伸ばして焼いてあった
味は甲乙つけがたい
奥の部屋から、ここの五平餅が他所と違うのは云々という声が聞こえてきた