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富山市写真シリーズ  最終回 富山城

2022年01月10日 16時22分08秒 | 旅行 北陸





前回まではタブレット撮影、今回はガラケーでした


越中では戦国時代中期までは越後の上杉謙信に味方する勢力と敵対勢力があり、謙信はしばしば越中へ攻め込んだ
越中を平定して魚津城に駐屯、やがて織田信長が北陸まで勢力を伸ばすと能登の七尾城攻めのついでに越前手取川で織田信長、柴田勝家の軍を散々に懲らしめた
しかし謙信亡き後、信長の勢力は拡大して富山城に佐々成政を大将として上杉に睨みを利かせた
本能寺の変のあと柴田勝家と羽柴秀吉の勢力争いがおきて秀吉が柴田を滅ぼす
柴田の与力大名だった佐々を秀吉は許し、熊本に領土を与えたが失政して切腹させられる
佐々と同じく柴田の与力大名だった前田利家は中立を守ったため秀吉が有利になって柴田に勝つことができた、よって能登一円を利家に与えた
秀吉、利家が相次いで亡くなり徳川家康が天下を取ると家康は前田利長に加賀、越中100万石の領土を与えた
利長は弟、利常に越中を与えた、そのため越中は本家加賀に頭が上がらない
北陸の小京都、雅な金箔の金沢に対して、足で稼ぐ地道な薬売りの富山は、その二つの町の相違を露骨に表している

富山駅北から寒風の中をずっと歩いて富山城に着いた、むか~し一度か二度門をくぐった記憶があるが記憶以上に広かった
夕暮れ時で寒いけど茜色に染まった低層ビル群のシルエットが美しい
ここからしばらく行くと秋水美術館がある、刀剣の展示館で所蔵刀も多いという、一時期刀剣の美しさに憧れたことがあった
それは今でも心にあるから誘われるように行ってみた、約1時間じっくり見たが見学者は最後まで私一人だった
二階が刀剣、三階は特別展会場で宋から清までの中国の陶磁器の展示を行っていた、以前はさらりと通過した中国陶磁器だが
中国の歴史にはまっている今は時代背景を思いながら陶磁器を見るので作品ごとに数分ずつ足を止めてしまう
ごくありふれた大量生産の陶磁器であるが、いかにも庶民的な絵柄が見ていて楽しかった
二階では刀剣と同じ数で印籠の展示があった、水戸黄門の「ずがたか~~い」のあれである、黄門さまのは葵の御紋だから面白くもなんともないが
ここの展示品は印籠と根付けの絵柄と細工が実に面白い、例えば根付けは雷神で印籠は稲妻と景色と言った具合
狐の嫁入りとか、キツネだかタヌキだかに化かされた漁師だとか、なかなか見ていて面白いのだ、久々の美術館はなかなか良かった

市内電車


第一日はちょっと食べ過ぎてしまった
香辛料のきいた海鮮パスタは強烈な刺激で私好みだった
あさりが大好き

富山産豚とソーセージのソティ 熱々!







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
富山の旅 (イケリン)
2022-01-10 17:10:50
yottinさん
遅ればせながら新年のご挨拶を申し上げます。 
今年もよろしくお願いいたしまいす。
富山市は何度か通り過ぎてはいますが、立ち寄ったという記憶がありません。
富山といえば海が頭に浮かぶのですが、運河が意外と多いのですね。市電も郷愁を誘います。
忙しい生活から一転して、このような旅を楽しむ余裕も出て来たようです。
これからが楽しみになって来ましたね。
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市電 (yottin)
2022-01-11 13:09:58
イケリンさま
こちらこそよろしくお願いします
環境の変化と言うのはそうとうなストレスを伴いますね
気持ちと体は別物と言うのがよくわかりました

長崎でも市電を見ましたが、富山の市電はなかなか近代的でかっこいい
かとおもえばレトロ調もあってなかなか楽しいですよ
料金も低額で安いみたいだし市民の足として便利なようです
ローカル鉄道網も県内に広がっていますし宇奈月の黒部トロッコ電車もあるし
富山はなかなかの電車王国です
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