中国王朝ドラマに出てきた熟語、「燃え上がる激しい愛も、やがて冷めて消え去る」の意。
これを昔の歌謡曲で言えば「会うが別れの初めとは」となる 考えてみた
私は高校時代、亀井勝一郎さんの「愛の無常について」を繰り返し呼んだ
内容はもう忘れた、45年以上読んでいないのだから
蘭因絮果にしても、やはり愛の無常を四文字に押し込んだものだろう
愛ばかりが無常ではない、人生そのものが無常である
生まれて生きていくこと自体、死へ向かっている、すなわち始まりは終わりへの因果なのだ
私はいまこのような生き様になってみてつくづくそれを感じている
だが無常の形は数多くある、年齢も70を過ぎるとこの先に待っているのは無常の連続だ
自分自身が親に対しておこなった無常な仕打ちはどうだったのか
表面上は親孝行を取り繕ってみても満るより足りぬ事の多かったことを嘆いてみても、それが自分の限界だった
物言えぬ動物に行った仕打ちは、弱い立場の人間に上から目線で行った仕打ちはどうだった
やがては因果応報で我が身にも返ってくるだろう、いや既に返ってきたのだ
罪深き私への罰だ
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