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神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

タイムマシーン浦島太郎

2024年03月14日 08時49分24秒 | 宇宙.神秘
 いまさら時の流れに逆らってみたとて、せんもないことであるが、昨日古希がやって来たと思うのに、五月には早七十四とは、いかなることであろうか。
七十四と言われても「百まで二十六年ある」とまだまだ余裕だが、一晩寝て起きれば九十九になっていても不思議はない。

浦島太郎の寓話には不思議なことを多々思う、いったい作者は何を言いたかったのだろうかと考えてみるが
漁師浦島が浜辺で亀を虐めていた子供から、亀を買い取って助けて海に逃がしてやった。
浦島太郎は決して裕福ではない、かといって貧乏でもないようだ
助けた亀が浦島を迎えに来て、海の中へ乗せて行ってくれた
着いた先は竜宮城で、乙姫様という女主が歓待してくれて、連日連夜の宴会三昧、お料理も見たことがない豪華で美味しいものばかり(焼き魚や刺身があったかは不明)
鯛や平目が舞を見せてくれる、しかし浦島もこんな大尽遊びに飽きて「帰らせてもらいます」
乙姫様は名残おしそうにしたが、玉手箱という立派な?箱をお土産に手渡して「決してこの蓋を開けてはいけませんよ、開ければたちまち老人になりますから」と念を押してまた亀に乗せて海岸へ連れて行った。
考えたら不思議だ、浦島は亀を
助けたが、漁師だから生活のためとはいえ毎日、魚を釣っていた、乙姫さまは、それを恨みに思わなかったのか?

懐かしい浜辺に着いて家に戻ってみたが、家がないし辺りの景色も全く変わっているし、自分を知る人も、自分が知っている人も誰もいない
浦島には子供も妻も居たはずだがが、彼らもいない
これは過去に来たのか、未来に来たのか?
寂しくなった浦島は「開けてはならない玉手箱」を開けてしまった
煙が「もわ~」と出てきて、太郎はたちまち老人になってしまった。

*太郎が竜宮城で過ごした期間は3年
*人間界はすでに700年が過ぎていた
これはまさにタイムマシーン、浦島太郎は700年後の世界に来ていた
但し、過去には行けず、現代にも戻れない片道切符のタイムマシーン
竜宮城は人間界に比べて700分の3の速度で時が流れている、しかし竜宮城でも人間界と同じく一日は一日なのだ
人間界での一日は地球が地軸を中心にして一回転する時間であるが、日の出も日の入りもない竜宮城に時間がない、なぜ3年経ったとわかるのかも疑問だが、それはそれで海底には海底の時があるのだろう。
ただ竜宮城と言えども、地球の中に存在しているから場所によって時の流れが変わるとしか言いようがない。

地球は直径が13000kmなのだとか、だが地表からの深さによって形成している土壌や物質が異なり、その自転速度は異なるという
場所によっては超スロー、超高速もあるかもしれない、但し見た者はいない。

そもそも時間など最初から無い、人間が月の回帰や太陽の運動、地球の周回および自転をもとに作り出したのが時間だ
季節は規則正しく巡る、星座も規則正しく一回転する、生物の命だけが個々それぞれに不規則である
人間は気まぐれに生きているが、動物や草花たちは季節や時間に合わせて規則正しく生きている
自然の法則はある、それは天や神があるということだ、人だけがそれに従わず、時に「バベルの塔」のような災いに遭う
この地球も、太陽も我らが住む銀河さえも永遠ではない、数十億年後には跡形もなく消え去り、またあらたな命の巡りが始まる。
人間とは何なのか、想像してほしい
我々は「大地を踏みしめて」とか「その一歩を踏み出せ」という、しかし我々の足は地表についているが、宇宙から見れば地表に足の裏だけでさかさまに貼り付いてぶら下がっている、いわば洞窟のコウモリと同じ生態なのだ
誰も是を不思議と思わないが、地球の引力が無くなれば、たちまち我々も車も犬も猫も宇宙に放り出されてしまう
まことに危うい生き方をしているのだ。


浦島太郎
・善行は報われる
・人生一度は思いがけないことが起る
・どんな遊びも、いつかは飽きる
・月日が経つのは早いもの、楽しい時は尚更速い
・故郷が一番良い場所
・念を押されると逆らって見たくなる
・中身が見えないものは見たくなる
・長生きしても知人がいないのは苦痛
・生うけて死なぬ者はない
・これだけ楽しい思いをしつくして死んでも悔いはない
・浦島太郎の人生は、生まれて、漁師になって、竜宮城で一生遊び続けて、帰ってきて老人になった。





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