石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

9月22日 9月議会の最終本会議を迎えました

2006年09月22日 | Weblog
 こんにちは石井伸之です。本日は金曜日と言うことで、国立駅南口で朝の市政報告を行い、市政の最新情報について話しました。

 午前10時からは、国立市議会第3回定例会、通称9月議会の最終本会議が行われ、各委員会で付託された様々な議案の報告が本会議にて行われ、最終的な議決が行われます。中小企業振興条例などの重要な議案があった他は特に重要な議案はなく、順調に審議は進むましたが、修正案が二件提出されている一般会計補正予算の審議には時間がかかりました。
 修正案二件の内、一つは我々野党議員が提出している、国立駅周辺まちづくり基本計画設計委託料を削除したものと、もう一つは新しい風という与党側二人会派の議員からは、なんと生徒児童を犯罪から守る一助として期待されている小学校中学校防犯カメラ設置の予算を削除するものが提出されました。駅周辺まちづくり計画の資料は以前から様々な形で作成されており、そういった以前からの資料を集約して、まずは国立市としての高架化終了後の国立駅周辺についての青写真を描き、それを市民や議会に説明し、その青写真がおおむね了解されてから、詳細の設計資料を作成しなければ、何度作っても無駄になる可能性が高いと言えます。
 結果的には、このまちづくり資料委託料を除いた形での修正案が可決されました。

 その次は、国立駅舎保存基金条例案が出されておりますが、上原市長のほうでは存置方式が難しいという答弁を一般質問でしながらも、今後どのようにして駅舎を導いていく方策が何も無い状況で、駅舎保存の基金と言っても、集める目標金額も無く、寄付を受け付けるに当たっても、明確な保存方法がなければ、具体的に説明も出来ません。さらに、市長は文化財と言うことで駅舎を残すために、この基金を設置したいということを答弁しておりました。
 往来の激しい駅前に本来では防火地域と言うことで、木造の建築物は建てられないということを建築基準法で定められております。当初我々も存置方式で、駅舎を残したいと言う決議をしましたが、木造の文化財と言う拘束をすることは一切考えておりませんでした。
 結果的にこの基金条例は否決となりました。

 そして、本日のクライマックスは我々野党議員を先頭に与党議員も賛同する中で、「国立駅舎を丁寧に解体し保管する決議の提出を求める動議」を提出して、賛成多数で可決いたしました。討論の中でも、与党議員は一旦解体しても、再び同じ場所に木造で文化財として再築したいと言っておりましたが、先程話したように、不特定多数の往来が激しい地域に、防火地域という木造の建設を制限する法の網を、潜り抜けるために文化財として木造の駅舎を作ったとして、地震や火災で被害者が出たときに、その責任は文化財として木造の駅舎を建設した国立市に責任が来ます。こういった観点からも、木造の危険建築物となりかねない駅舎を再築することは問題があると考えられますので、慎重な判断が必要です。

 その後、陳情や議員提出の意見書審議は深夜に及び、午後11時55分で9月22日は閉会となり、翌日9月23日に議会が継続されることとなりました。
 
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