こんにちは、国立市消防団第一分団に所属する中で、国立市の地域防災力強化に向けて努力したいと考えている団歴21年目の石井伸之です。
本日は国立市消防団における最大のイベントである消防出初式が行われました。
今回は消防小屋での当番という事から、会場である谷保第三公園には行かず、第一分団小屋で挨拶に来られる地域の方々を迎えます。
まずは午前6時に第一分団消防小屋の屋上に設置されている半焼を鳴らして、本日が消防出初式という事を周囲に伝えます。
その後は午前7時15分に再び消防小屋へ集合し、谷保第三公園に向かう仲間を見送った後に、消防小屋で地域の方々をお迎えする準備を行います。
午前8時には再び半鐘を鳴らすと、早い方は半鐘の鐘の音と共に挨拶に来られました。
例年であれば、自主防災組織に所属されている方が多いこともあり、午前8時から9時までが最も慌ただしい時間となりますが、今回は様子が違います。
話を聞くと、例年であれば消防出初式において全ての自主防災組織が参加するところ、今回は一斉放水を行う自主防災組織だけが参加するとのことです。
本日消防小屋にお越しいただいた青柳自治会及び青柳中央会自主防災組織の方々からは「消防出初式という晴れの舞台に自主防災組織が参加できないということになると、ますます自主防災組織が弱くなる」との意見をいただきました。
私自身もどういった事情で消防出初式に自主防災組織の方々が全組織参加ではなく、一斉放水を行う自主防災組織が参加することとなったのか分かりません。
事情が良く分からない状況で一方的に判断することは控えたいと思いますが、全組織が参加しないということについて説明が不足している状況は改善すべきと考えます。
行政が行うことについて、何らかの変更を行う際には丁寧な説明が必要です。
国立市議会では、議会ルールを変更する際には全議員の了解を基本にしており、全会一致を旨としています。
さすがに自主防災組織の方々が消防出初式に参加することを全員一致するまで協議することは不可能ですが、十分な検討と協議を繰り返すべきと考えます。
今回はこの方式で終わりましたが、来年の消防出初式に向けて自主防災組織の中で十分な協議と検討を重ねていただきたいと思います。
それ以外にも地域の方々より貴重な市政相談案件を幾つもいただき、大変有り難く思います。
地域の皆様の貴重な声をしっかりと受け止める中で、国立市が市民の皆様にとって住みやすく、暮らしやすい場所となるよう尽力致します。
12時過ぎにはポンプ車が戻り、泥だらけになった吸管やホースを見ると、谷保第三公園の状況が良く分かります。
雨も降らず、無事に消防出初式を終えられたことが何よりです。
今後とも火の元には十分お気を付けください。