こんにちは、国立市消防団第一分団班長の石井伸之です。
本日は午前8時30分より渋谷区にある東京消防訓練学校で警防科研修を受けました。
午前中には座学で、台東区での消火作業中に木造モルタルの壁面が崩壊し、消防署員と消防団員5名が受傷するという事故について説明がありました。
平成26年10月29日に発生した火災です。こちらに崩壊時の動画がありますので、是非ご覧ください。←リンクを貼りましたので、クリックしていただければ幸いです。
幸いなことに死亡事故には繋がりませんでしたが、一歩間違えれば大惨事です。
一般市民の皆様には火災現場に張られている非常線の中には絶対に入らない様にお願い致します。
危険に立ち向かう際には「臆病であれ」ということを、消防団幹部訓練でも教わりました。
隠れた危険を速やかに察知して、安全な方向へ誘導することが、多くの命を救うことに繋がります。
国立市における本火災というのは、一年に一度あるかないかというところですが、その際に受傷事故が発生しない様、安全管理には十分注意して行きます。
また、放射能に対する危険回避についても学びました。
原発からも遠く離れていることから、放射能についてどういった危険があるのかと思いますが、レントゲンに関係する内科、外科、歯科などが関係します。
こういった医療機関が火災となった際、不用意に放射線管理区域へ立ち入らない様にしなければなりません。
理解していそうで、そうでも無いという事例を教えていただけるというのも、消防訓練学校なればこそです。
その後は、校庭で放水訓練、消火作業、想定火災訓練などを行います。
曇り空とはいっても、耐火服を着ての作業は汗だくです。
昨日や一昨日の夏日だったらと思うと、ゾッとします。
こういった訓練では、三多摩島しょ地域から消防団員が集まりますので、各地域での特色が分かります。
新島村からの団員から話を聞くと、新島には消防署が無いことから、消防団が主力常備消防です。
また、式根島へ送っている水道の給水管(式根島へは新島から真水を海底に設置したホースで送水しているそうです)に事故があった場合に消防団も真水の送水支援をするとの話には驚きました。
更に行方不明者の捜索や避難誘導、要援護者の救助活動等、消防団が無くてはならない存在です。
八王子市の方に話を聞くと、一番の課題は山火事だと言われていました。
極力ポンプ車で山火事を消すことを検討しているそうですが、ポンプ車の入れない山道では可搬ポンプが大活躍するそうです。
ただ、何十キロもある可搬ポンプを山の上に運び上げる作業を考えると、その大変さが伺えます。
夕方まで丸一日の訓練は大変有意義なものでした。
本日の訓練を国立市消防団の活動に活かしたいものです。
本日は午前8時30分より渋谷区にある東京消防訓練学校で警防科研修を受けました。
午前中には座学で、台東区での消火作業中に木造モルタルの壁面が崩壊し、消防署員と消防団員5名が受傷するという事故について説明がありました。
平成26年10月29日に発生した火災です。こちらに崩壊時の動画がありますので、是非ご覧ください。←リンクを貼りましたので、クリックしていただければ幸いです。
幸いなことに死亡事故には繋がりませんでしたが、一歩間違えれば大惨事です。
一般市民の皆様には火災現場に張られている非常線の中には絶対に入らない様にお願い致します。
危険に立ち向かう際には「臆病であれ」ということを、消防団幹部訓練でも教わりました。
隠れた危険を速やかに察知して、安全な方向へ誘導することが、多くの命を救うことに繋がります。
国立市における本火災というのは、一年に一度あるかないかというところですが、その際に受傷事故が発生しない様、安全管理には十分注意して行きます。
また、放射能に対する危険回避についても学びました。
原発からも遠く離れていることから、放射能についてどういった危険があるのかと思いますが、レントゲンに関係する内科、外科、歯科などが関係します。
こういった医療機関が火災となった際、不用意に放射線管理区域へ立ち入らない様にしなければなりません。
理解していそうで、そうでも無いという事例を教えていただけるというのも、消防訓練学校なればこそです。
その後は、校庭で放水訓練、消火作業、想定火災訓練などを行います。
曇り空とはいっても、耐火服を着ての作業は汗だくです。
昨日や一昨日の夏日だったらと思うと、ゾッとします。
こういった訓練では、三多摩島しょ地域から消防団員が集まりますので、各地域での特色が分かります。
新島村からの団員から話を聞くと、新島には消防署が無いことから、消防団が主力常備消防です。
また、式根島へ送っている水道の給水管(式根島へは新島から真水を海底に設置したホースで送水しているそうです)に事故があった場合に消防団も真水の送水支援をするとの話には驚きました。
更に行方不明者の捜索や避難誘導、要援護者の救助活動等、消防団が無くてはならない存在です。
八王子市の方に話を聞くと、一番の課題は山火事だと言われていました。
極力ポンプ車で山火事を消すことを検討しているそうですが、ポンプ車の入れない山道では可搬ポンプが大活躍するそうです。
ただ、何十キロもある可搬ポンプを山の上に運び上げる作業を考えると、その大変さが伺えます。
夕方まで丸一日の訓練は大変有意義なものでした。
本日の訓練を国立市消防団の活動に活かしたいものです。