こんにちは、国立市議会福祉保険委員会委員長を務めている石井伸之です。
本日は午後より、石塚議員、髙栁議員、大谷議員と共に東京都立立川ろう学校を視察しました。
今回の視察は、高椙都議、清水都議に案内をいただき、立川・国分寺・国立の自民党所属各市議会議員が出席しています。
本来であれば、夏の参議院議員選挙において自民党全国比例区公認候補として立候補し、初当選をされた今井絵理子参議院議員も出席の予定でしたが、残念ながら公務により欠席との事です。
冒頭に校長先生より、当校の野球部が東京都軟式野球大会でベスト16まで勝ち上がった件についてテレビで特集されたことを話していただきました。
フライが上がった時には、周囲の選手が声でキャッチすべきポジションを指示しますが、聴覚が不自由な生徒はこういった連携が難しいとのことです。
それでも「聴こえないこと」を乗り越えるべく練習に励む姿は、人の心を打ちます。
校長先生より学校の概要を伺いました。
特筆すべき点として、当校は乳幼児教育相談から高等部専攻科までの0歳から20歳までの一貫教育です。
立川ろう学校は、乳児のうちに聴覚検査を行い、聴覚に何らかの問題があると分かった段階で、乳幼児教室相談を行っています。
乳児のうちにこそ、しっかりと音を伝えることが大切との事です。
乳児教室では、子供用の太鼓を使って、叩くことによって音と振動が発生することを教えていました。
学校には、乳幼児や児童、生徒がどれだけの聴覚を保有しているか調べる部屋があります。
難聴と言っても程度と差が非常に幅広く、普通学級でも可能ではないかという聴力を保持するところから、殆ど音を感じない重度な方では大きな差があります。
その差に合わせて、その子に合った補聴器を使っているそうです。
ちなみに補聴器などの様々な機器は、国分寺市に本社があるリオンが一括で納入しています。
授業の様子を見学したところ、児童同士の口の動きや手話が見えるように各教室における机の配置が馬蹄形となっています。
また、ビックパットのような掲示板には、先生が話した言葉が文字として映し出されるシステムです。
さらに凄いのは、変換する漢字がその学年ごとの習熟度に合わせて変換されます。
高等部や専攻科では、各生徒の自立と就職を最優先に、様々な技術を身に着けられるよう、最新の設備が整っていました。
3Dプリンターも設置されており、実際に工業部品の作成を行っているそうです。
一通りの見学を終えた後、立川ろう学校が平成33年度を目標に、都立立川学園特別支援学校として生まれ変わることについての説明を受け、質疑応答を行い本日の視察は終了しました。
質疑応答の中で、普通学校とろう学校との連携や情報共有、どちらの学校を選択すべきか、判断に迷う場合の対応についてお聞きしました。
すると、本人と保護者と学校による丁寧な話し合いを重ねることが、一番大切との話がありました。
その際には、聴覚の聴こえ具合ということも客観的な判断材料にするそうです。
こうやって貴重な視察の企画を立てていただいた、高椙都議と清水都議に対して心から感謝したいと思います。
現場を見させていただくことによって、聴覚に障害を持つ方に対する支援の在り方について学ぶことが出来ました。
本日は午後より、石塚議員、髙栁議員、大谷議員と共に東京都立立川ろう学校を視察しました。
今回の視察は、高椙都議、清水都議に案内をいただき、立川・国分寺・国立の自民党所属各市議会議員が出席しています。
本来であれば、夏の参議院議員選挙において自民党全国比例区公認候補として立候補し、初当選をされた今井絵理子参議院議員も出席の予定でしたが、残念ながら公務により欠席との事です。
冒頭に校長先生より、当校の野球部が東京都軟式野球大会でベスト16まで勝ち上がった件についてテレビで特集されたことを話していただきました。
フライが上がった時には、周囲の選手が声でキャッチすべきポジションを指示しますが、聴覚が不自由な生徒はこういった連携が難しいとのことです。
それでも「聴こえないこと」を乗り越えるべく練習に励む姿は、人の心を打ちます。
校長先生より学校の概要を伺いました。
特筆すべき点として、当校は乳幼児教育相談から高等部専攻科までの0歳から20歳までの一貫教育です。
立川ろう学校は、乳児のうちに聴覚検査を行い、聴覚に何らかの問題があると分かった段階で、乳幼児教室相談を行っています。
乳児のうちにこそ、しっかりと音を伝えることが大切との事です。
乳児教室では、子供用の太鼓を使って、叩くことによって音と振動が発生することを教えていました。
学校には、乳幼児や児童、生徒がどれだけの聴覚を保有しているか調べる部屋があります。
難聴と言っても程度と差が非常に幅広く、普通学級でも可能ではないかという聴力を保持するところから、殆ど音を感じない重度な方では大きな差があります。
その差に合わせて、その子に合った補聴器を使っているそうです。
ちなみに補聴器などの様々な機器は、国分寺市に本社があるリオンが一括で納入しています。
授業の様子を見学したところ、児童同士の口の動きや手話が見えるように各教室における机の配置が馬蹄形となっています。
また、ビックパットのような掲示板には、先生が話した言葉が文字として映し出されるシステムです。
さらに凄いのは、変換する漢字がその学年ごとの習熟度に合わせて変換されます。
高等部や専攻科では、各生徒の自立と就職を最優先に、様々な技術を身に着けられるよう、最新の設備が整っていました。
3Dプリンターも設置されており、実際に工業部品の作成を行っているそうです。
一通りの見学を終えた後、立川ろう学校が平成33年度を目標に、都立立川学園特別支援学校として生まれ変わることについての説明を受け、質疑応答を行い本日の視察は終了しました。
質疑応答の中で、普通学校とろう学校との連携や情報共有、どちらの学校を選択すべきか、判断に迷う場合の対応についてお聞きしました。
すると、本人と保護者と学校による丁寧な話し合いを重ねることが、一番大切との話がありました。
その際には、聴覚の聴こえ具合ということも客観的な判断材料にするそうです。
こうやって貴重な視察の企画を立てていただいた、高椙都議と清水都議に対して心から感謝したいと思います。
現場を見させていただくことによって、聴覚に障害を持つ方に対する支援の在り方について学ぶことが出来ました。
事故となる前に、何かしら良い方法がないか検討したいと思います。