ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。また、朝でない時間で失礼します。
まず、お願いがあります。食事時間の前後1時間を避けて以下の日記をお読みください。さもないと、後悔しますよ。
本日(5月29日)は、「注腸検査」なるものを受けてきました。
1ヶ月ほど前の半日ドックで便に潜血が認められたからです。
少々尾篭な話が続きます。
読者のある割合は、この検査をすることになる可能性があるので、先輩として体験談を記します。
注腸検査というのは、大腸の潰瘍、ポリープ等をレントゲン写真により診断する検査。
実際の検査は、肛門から造影剤(硫酸バリウム)を入れて大腸がよく見えるようにして写真を撮るもので、胃の検査が口からバリウムを入れるのに対して、肛門からバリウムを入れること、事前の食事や薬の飲み方が異なることが特徴です。
検査の2日前から食事が制限されます。野菜、果物全般、きのこ類、海藻類、こんにゃく、豆類など消化に時間がかかる食事は制限され、就寝前にはガスチモンという整腸剤を360ml以上の水で飲みます。
食事の問題は、検査前日です。
「インテスクリア」という検査食を朝・昼・夕に食べ、整腸剤と下剤の検査薬(下の写真)を飲まなくてはなりません。
さらに、コーヒー、アルコール、炭酸飲料、牛乳、乳製品は、摂取が禁じられます。
検査前日の朝食は、下の写真のとおりで、煮物が入って、普段の私の朝食とそんなに違いがありません。
ご飯がおかゆに代わる程度。
ところが、昼食になると、ガラッと検査食っぽくなります。
スープにスナック菓子が4個、それに飴玉(下の写真)。少量で悲しくなります。
昼食後は、ガスチモンという整腸剤を2錠、360ml以上の水で飲みます。
夕食は、まさに流動食。おかゆにふりかけ、味噌汁1杯。6時までに食べます。
夕食後の7時ごろ、コップ1杯(180ml)の水を飲みます。
それだけではありません。8時ごろにマグコロールという下剤を900mlの水に溶かして30分を目安に飲みます。
この味は、ポカリスエットのような味で、「900mlといってもビールを飲むつもりなら」と挑んだのですが、ビールのようなわけにいかず苦しい。
これだけではありません。
10時ごろにラキソベロンという下剤をコップ1杯(180ml)の水で飲みます。
これからがすごい。来ました! 強烈な下痢状態。
11時ごろから朝の9時ごりまでトイレに駆け込むこと数度。
完全に腸をきれいにしなければならないのです。
さて、検査当日。
朝食、昼食は抜き。検査までスポーツ飲料をコップ2杯(360ml)だけ。
病院では、お尻の部分が開く検査着着用。
それから、腸の働きが鈍くなる注射を肩に。
検査本番は、お尻から造影剤(硫酸バリウム)と空気を注入。
胃カメラと同じように台の上に乗せられ、腸の膨らみ耐え、右回転、左回転。
放屁を我慢するのが大変。
思わず、「あと何分ですか?」と尋ねてしまいました。
注射から検査終了まで約30分。
結論:どんな検査か少々楽しみもあったのですが、2度とやりたくない検査(そりゃそうですよね。やりたい検査なんてありませんもの)。
されど、加齢とともに避けられない道か。
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