おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
今朝は、息子のことを書きます。
息子は、幼稚園生の頃から私が家に帰ると、「お帰り」と大きな声で迎えてくれます。18歳にもなって、昨晩もそうでした。
「お帰り!」。玄関まで声が響きます。言いたくない気持ちの時もあったろうに、10数年の間、同じように声をかけてくれます。
大きな声をかけられると、「ああ、家に帰ったんだ」という気持ちになり、疲れの大部分が消え去ります。
その息子が間もなく高校を卒業します。今週末には卒業式。
息子のために背広を買いました。
一昨晩、ネクタイの締め方を教えてあげました。
背広を着、Yシャツを着ると、学生服姿とは何かしら違います。
彼の背中に回って、ネクタイを締めました。厚い胸板。私そっくり。
「なんだかトーちゃんに体格、似てるな。それに、まるで新入社員じゃないか」
「そうね。ノリ君もそっくりね」と妻。
ノリ君は、私と前妻との間の男の子です。31歳になります。
彼とは、彼が小学校に入ろうとするときに別れ、一緒には暮らしていません。
しかし、彼の大学3年から4年にかけての1年半、我が家に同居していました。
弟は、兄が大好きです。学校で「尊敬する人」を書く欄に「兄」と書きました。
兄も弟と男2人でお酒を飲む日を楽しみにしています。
そんなことをあれこれ思い出しながら、父と、男の子2人が同じ胸板の厚い体格になったのがうれしく、2階の書斎に行って、1人そっと涙をぬぐった私でした。
◎ヒューマン・ギルドのホームページ
3月4日にヒューマン・ギルドのトピックスに「消しゴミで消したい青春の物語」(完結編)をアップしました。mixiの日記でご覧になった人がいるかもしれませんが、参考までにお知らせします。リンクからも入れます。
http://www.hgld.co.jp/event1/
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