おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(12月26日)もヒューマン・ギルドの社員はよく働いていました。
2人の講師は、どしどし企画書を完成させていました。
私は、同文館出版に2つの本の章立てと目次を送りました。
そんな時に、金子書房から永藤かおるさんと私の連載『ワークショップ 子どもを勇気づける教師になろう!-アドラー心理学で子どもが変わる』の単行本化が決まった、との連絡が入りました。
これからかなり加筆が必要です。
半年間に5冊の出版プロジェクトが順調に進んでいます。
さて、リーダー・シリーズの3回目です。
今まで「リーダー」のことばかり言及してきました。
今度は、米国の代表的なリーダーシップ論の中から「マネジャー」と「リーダー」の違いの理論を紹介します。
経済学と社会学の博士号を持つウォーレン・ベニス(南カリフォルニア大学経営管理学部教授)の『リーダーになる』(芝山幹郎訳、新潮文庫)から。
ベニスは、「リーダーとマネジャーの違いとは、状況を把握した人間と状況に降伏した人間の違いではないか ― 私はよくこのように考える」という極端な表現がありますが、次のように列挙しているのを読むと、説得力があります。
マネジャーは管理者であり、リーダーは改革者である。
マネジャーはコピーであり、リーダーはオリジナルである。
マネジャーは現状を維持し、リーダーは現状を打破する。
マネジャーはシステムと構造に焦点を合わせ、リーダーは人間に焦点を合わせる。
マネジャーは管理に頼り、リーダーは信頼を呼び起こす。
マネジャーは目先にこだわり、リーダーは長期的な視野を持つ。
マネジャーが問題にするのは「いつ、どのように」であり、リーダーが問題にするのは「何を、なぜ」である。
マネジャーの目は損得勘定に注がれ、リーダーの目は遠い将来に注がれる。
マネジャーは模倣し、リーダーは創造する。
マネジャーは現状を受け入れ、リーダーは現状に挑戦する。
マネジャーは古典的なよき兵士であり、リーダーはその人自身である。
マネジャーはものごとを正しく処理し、リーダーは正しいことを実行に移す。
いかがですか? あなたは、リーダーのタイプですか?それともマネジャー?
◆アドラー心理学によるリーダーシップ論の本として、私は『勇気づけのリーダーシップ心理学』(学事出版、1,600円+税)を書いています。
是非、お読みください。
また、ヒューマン・ギルドでは、リーダーシップに関する研修をかなり行っています。
こちら をご参照ください。
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