アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月26日)もヒューマン・ギルドの社員はよく働いていました。

2人の講師は、どしどし企画書を完成させていました。

私は、同文館出版に2つの本の章立てと目次を送りました。

そんな時に、金子書房から永藤かおるさんと私の連載『ワークショップ 子どもを勇気づける教師になろう!-アドラー心理学で子どもが変わる』の単行本化が決まった、との連絡が入りました。

  児童心理2012年9月号

これからかなり加筆が必要です。

半年間に5冊の出版プロジェクトが順調に進んでいます。

 
さて、リーダー・シリーズの3回目です。

今まで「リーダー」のことばかり言及してきました。

今度は、米国の代表的なリーダーシップ論の中から「マネジャー」と「リーダー」の違いの理論を紹介します。

経済学と社会学の博士号を持つウォーレン・ベニス(南カリフォルニア大学経営管理学部教授)の『リーダーになる』(芝山幹郎訳、新潮文庫)から。

リーダーになる (新潮文庫)
Warren Bennis,芝山 幹郎
新潮社

ベニスは、「リーダーとマネジャーの違いとは、状況を把握した人間と状況に降伏した人間の違いではないか ― 私はよくこのように考える」という極端な表現がありますが、次のように列挙しているのを読むと、説得力があります。

マネジャーは管理者であり、リーダーは改革者である。

マネジャーはコピーであり、リーダーはオリジナルである。

マネジャーは現状を維持し、リーダーは現状を打破する。

マネジャーはシステムと構造に焦点を合わせ、リーダーは人間に焦点を合わせる。

マネジャーは管理に頼り、リーダーは信頼を呼び起こす。

マネジャーは目先にこだわり、リーダーは長期的な視野を持つ。

マネジャーが問題にするのは「いつ、どのように」であり、リーダーが問題にするのは「何を、なぜ」である。

マネジャーの目は損得勘定に注がれ、リーダーの目は遠い将来に注がれる。

マネジャーは模倣し、リーダーは創造する。

マネジャーは現状を受け入れ、リーダーは現状に挑戦する。

マネジャーは古典的なよき兵士であり、リーダーはその人自身である。

マネジャーはものごとを正しく処理し、リーダーは正しいことを実行に移す。

 
いかがですか? あなたは、リーダーのタイプですか?それともマネジャー?

◆アドラー心理学によるリーダーシップ論の本として、私は『勇気づけのリーダーシップ心理学』(学事出版、1,600円+税)を書いています。
是非、お読みください。

勇気づけのリーダーシップ心理学
岩井 俊憲
学事出版

また、ヒューマン・ギルドでは、リーダーシップに関する研修をかなり行っています。
こちら をご参照ください。

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