おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(9月7日)は、宝島社の編集ご担当の方から『ありのままの自分を認める ― 人生を成功に導くアドラー心理学』(1,300円+税)4,000冊の増刷(第3版)のご連絡がありました。
これで累計2万部を超えることになります。
同じ宝島社発刊の『7日間で身につける! アドラー心理学ワークブック』(1,000円+税)の売れ行きもアマゾンをはじめ順調です。
さて、「ライフスタイルは変わる」シリーズの第4回目です。
今回も私のライフスタイル形成に影響を与えた「家族価値」「家族の雰囲気」について書きます。
私の父親は、倹約をモットーにする人でしたが、投資するときは、とても大胆でした。
単なるケチケチではなく、倹約して蓄えたお金を必要なときは大きく使う人でした。
一方の母親は、どちらかと言うと浪費家で、和服など死んだときは50着以上あったでしょうか。
食べ物も、うな丼、寿司、酢豚など頻繁に出前を取っていました。
子どもは、家族価値に関して親の影響を受けますが、家族価値は父と母が一致しているとは限らないが、その場合は、どちらかの親の影響を受ける、としていますが、私は確実に父親の影響を受け、浪費をしないタイプになっています。
また、私は末子であるためもあって、家族の雰囲気としては、親の干渉を受けずに育ったため、人から支配的・操作的な扱いを受けることが大嫌いです。
誕生順位による特性としては、末子の特徴として上のきょうだいや、家に集う人たちを観察しながら育ったため、確実に上のきょうだいよりは人間観が豊かになり、きょうだいの中でも彼らの失敗からも学んでいる分、要領がいい人間になっています。
ところで、家族価値に話を戻します。
父親の家族価値を受け継いだ私は、お金の使い方は平素は倹約気味になりました。
その表れとして、次のようなエピソードがあります。
最初の結婚の結納の調度品を買いに行ったときです。
私は、父がいつもしていたように値引きを要求して負けてもらいました。
その際に、こんなことを言われました。
「長いことこの商売をしているけれど、お祝いの品を値引きさせられたのは初めてだ」
私が父親から受け継いだ倹約を重んじる価値観は、ライフスタイルとして10歳くらいまでに確立された後も、その後の経験によって強化されることを次回にお伝えします。
<お目休めコーナー> 9月の花(8)
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