アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月13日)は、ヒューマン・ギルドの研修室で秋季開催 アドラー・カウンセラー養成講座 の4日目を行っていました。

カウンセリングに関する講義や質疑応答を行い、続いて早期回想の読み取り演習を行いました。
受講者の早期回想解釈の力がめきめき上達しています。

続いて、私をクライアント役にして12人がカウンセラー役を体験、カウンセリングの醍醐味を味わっていただきました。
最後は、4人一組でのカウンセリング演習。

これで秋季開催 アドラー・カウンセラー養成講座 の半分を終えたことになります。

さて、「ライフスタイルは変わる」シリーズの8回目、そして「我がライフスタイル」のその6になります。

今までは、父親の家族価値、家族の雰囲気の影響によって、私のライフスタイルに「倹約しなければならない」という「信念」が植え付けられ、そのことがライフスタイル形成後の体験によって強化されてきていたことを述べ、特に前々回から前回にかけては、その信念と行動にメリットとデメリットがあることに触れ、カミさんのひと言によって「心の整理」の大きな変革期がやって来つつあることを書いてきました。

変革期のうねりの1つは、9月1日の朝、愛媛県の道後温泉山の手ホテルでゆったりと朝食を摂っているときに到来しました。

温泉にもつかって、ハイクラスのホテルでたたずんでいるときに、ふとこんな思いが浮かんできたのです。

「私を金銭的に束縛するものは今、何もない。もはや倹約の信念は開放して、もっと自分を喜ばせてもいいのだ」

私はヒューマン・ギルドを30年間経営してきましたが、実際はそのうちの1/3は、存続が危うい状態でした。つぶすのは簡単でした。私が諦め、個人的な資金を投入しなければ存続は不可能でした。

私は、一度生み出したヒューマン・ギルドを何としてもこの世に残し、そしてアドラー心理学を伝え続けようと、ありとあらゆることをやってきました。
そのためにある時期は、個人も会社もできるだけ切り詰めながら生活していかなければならなかったのです。

しかし、今や状況は変化しています。夢は叶いました。
ヒューマン・ギルドは、無借金企業になりました。
個人的にも負債は住宅ローンだけです。

私は、カミさんやスタッフに恵まれています。
今では、最高に幸せな60代後半の人生を生きる男です。

私自身が大切な人からのフィードバックを受けつつ、アドラーの次の言葉をもとに、倹約の信念と生活を開放してあげようと決断したのです。
私に大きな影響を与えてくれた父と、私を支援し続けてくれた人たちに「ありがとうございました」と心からの感謝を捧げながら。

「一般的にいって、個人のライフスタイルを変えるもっとも有効な方法は、誰か心理学やこれらの意味の理解のトレーニングを受けた人の助力を得ることである。そのような人は、もともとの誤りを発見することを助け、より適切な意味を提案することができる」(『人生の意味の心理学 上』P.20)

<お目休めコーナー> 9月の花(14)

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