おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
1.ユダヤ系の血を引きウィーンに生まれアメリカ人として没した。
2.フロイトと接したことがある。
3.ファシズム批判をしている。
4.人間性を重視し、「信頼」に重きを置いている。
5.没して後も大きな影響を与え続けている。 ・
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日本人に好まれている2人の共通点です。
アルフレッド・アドラー(1870~1937)と経営学者のピーター・ドラッカー(1909~2005)。
アドラーとドラッカーの両者の本を読んだ人は「2人は似ている」とよく言います。
私は、大学時代に経営学のゼミに入っていて、3年生の時はゼミ論 ― いわゆる卒論と同じですが、私の所属するゼミは4年時だけでなく3年生の時も論文を書かせた ー では、ドラッカーを取り上げ、『現代の経営』『創造する経営者』『経営者の条件』の他に日本事務能率協会から出ていた本などをよく読んでいました。
その後もドラッカーの本はそれなりに読んでおります。
最近は、ドラッカーが日本経済新聞に書いた『私の履歴書』に訳者の牧野 洋氏が解説を加えた『ドラッカー 20世紀を生きて』(日本経済新聞社、1,400円+税)を読みました。
この本にはドラッカーの人格形成、思想的背景、時代把握などがよくわかり、少年時代にフロイトと握手したことが書いてあったのですが、残念ながらアドラーの記述はなく、アドラーの影響らしい箇所は見られませんでした。
やや悔しい思いを抱きながら、私の蔵書の中からドラッカーのアドラー引用箇所を探ってみたのですが、ニューヨークでアドラーに私淑したアブラハム・マズローの影響は認められたのですが、アドラーは発見できませんでした。
誰か調べた人がいたら教えていただきたいです。
<お目休めコーナー> 9月の花(16)
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