アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

4月8日からほとんど家でカミさんと一緒にいてつくづく感じることがあります。

「私にはこの家庭内で上司がいるのだ」ということです。

職場では会社の社長ですから上司がいないことになっていますが、家庭では上司が存在し、そのことが家庭の経営をスムーズにしているのです。

このことは、私だけに言えることではなく、多くのご家庭でも同様ではないでしょうか。

そのことは、幾多のカップルのカウンセリングをしていて強い確証を持っていると共に、そのことを認めようとしない夫の存在によって問題の多くが生じていることを私は知っています。

ただ、以上のことをもって「岩井よ、お前はアドラー心理学の『ヨコの人間関係』を否定するつもりか」と言われたら、「『ヨコの人間関係』とは役割の違いを否定するものではない」と反論します。

私がヒューマン・ギルドという会社の社長であるとしても、役割上「代表取締役」という職務を担っているだけで、人間の尊厳において上下の意識はありません。

私のこの強い確信をリーダーシップ論から紐解いていくつもりです。

前提としていろいろな言葉を使いますので、私なりの言葉の意味を明確にしておきます。

まずは、リーダーシップの定義です。

「リーダーシップとは、フォロワーが目標達成に向けて自発的に動くよう信頼をもとに影響力を行使すること」です。

リーダーとは「影響力を行使する人」です。

ですから、すべて上司がリーダーであるとは限らず、部下に属する人がある案件ではリーダーシップを発揮することあります。

たとえば、職場で何かのイベントが開かれるとき、入社3年目の誰かが仕切って、上司はその人に従うことがあります。

次に、「フォロワー」という言葉は「部下」と訳されることが多いのですが、そうではありません。

その状況でリーダーの影響力に協力する人/サポートする人なので、部下である場合もあるし、上司の時もあるし、他の組織の人であるかもしれないし、社外の人であるかもしれません。

今日の最後のに「影響力」について。

これは「パワー」と呼ばれるものですが「権力」と訳してほしくない言葉です。

J.K.ガルブレイスというアメリカで有名だった経済学者は『権力の解剖:「条件づけ」の論理』という本の中で権力(パワー)について「権力を行使させる3つの源泉」を次ように書いています。

・個人的資質
・財力
・組織

しかし、これは古い概念です。

私は、この3つに「情報」を加えます。

そうすると、家庭内のパワー・バランスからリーダーシップからいろいろと見えてきます。

次回からは、具体的な展開に入ります。

今日のレッスンはここまで。

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