アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
1.入院のリハビリを兼ねて1日5,000歩以上を志して、昨日はやっと、6,500歩を達成しました。
カミさんと一緒に中野に出かけ、帰りには紅葉山公園で桜を愛でてきました。
2.命拾いの体験
2月29日から入院治療した私の左腕の動脈塞栓症ついて現状と今後のことについてのご報告です。
実は命拾い体験でした。
私の左腕の動脈には10センチくらいの血栓が2本、5センチほどの血栓が2本ありました。
もしこの血栓が左腕ではなく、脳や他の部位に行っていたならば、とてもこれくらいでは済まず、命取りになるか、半身不随になっても仕方がないくらいでした。
左腕の指先のいくつかを失う程度で済みそうです。
ただそうは言っても、左の指先が何本か失われる事はパソコンだけでなく、その他の生活において大いに不便をきたします。
仕事の効率も大幅にダウンします。
こういう状況に対して多くの方々からご心配、応援、勇気づけを賜っていることに感謝申し上げます。
スタッフからは、今後ルーティンワークを大幅に委譲して、「岩井ならではの仕事に取り組むよう」申し入れを受けています。
今回のことは、考え方によれば、体の全体の中の2%程度が損傷を受けた程度で、他の98%が健全であることを考えれば、よくぞここまでで済んだなというのが実感です。
現在は私の指については、壊死している部分と残る部分の攻防があって、ある段階で切断処置をすることになっております。
今日が誕生日の妻は毎日、私の手当をしてくれ、入浴の介助後に消毒や包帯巻きのお世話をしてくれています。
私は今回の自分に振りかかったことについて、こんなふうに考えています。
・この出来事は、不運はあったが、不幸ではない。
・生活上不便ではあるが、不幸ではない。
・全体としてアドラー心理学で学んだ生き方が試される時である。
(覚悟、決意。忍耐が試される時でもある)
私は自分の近未来について覚悟を決めています。
失うことになる機能は、もはや取り戻すことができません。
そのことで、障害を持ちつつ生きることを決意しています。
もどかしいこと不便なことに直面しつつ、忍耐しながら自らを頼り、時に周囲の人たちのサポートを受けながら、忍耐と感謝をもとに生きていくつもりです。
思い返せば、私はひたすら強さ、たくましさ、優越、完璧、進歩を求めて、今までの76年の人生の大半を生きてきました。
このタイミングで神仏から授かったことは、弱さ、不完全さをも直視して、自分だけではなく、他者とも手を携えながらの生き方のようです。
こんな私ですが、これからもどうかヒューマン・ギルドと私に対して倍旧のご支援をなにとぞよろしくお願いいたします。
新年度スタートの日の今日だからこそお伝えしました。
■4月20日(土)14:00~17:00に開催する「人生100年時代 元気に生きなきゃ、もったいない!! アクティブに生きるコツ」のシンポジウムでは、今回の体験をもとに、人生の光と影、「不完全である勇気」について私のパートでお伝えするつもりです。
何とぞ命拾いの体験をした岩井俊憲を勇気づけていただけたら幸いです。
(野口久美子さん作成)
日時:2024年4月20日(土)14:00~17:00 (受付開始:13:30~)
パネリスト:辻川牧子氏、小池直己氏、岩井俊憲
ナビゲーター:川原礼子氏
会場:銀座フェニックスプラザ 2Fホール(東京都中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館)
※受講料:@5,500円、ペア割@5,000円(事前振込)
※パーティー:@5,500円(当日現金にて集金)
注:参加希望の方は備考欄にパーティ参加と明記してください。
詳細確認及びお申し込み
1人参加:詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/1145
ペア参加(ペア割り)::https://www.hgld.co.jp/plecture/view/1146
注:ペア割りでお申込みの方は、ペアの方のフルネームを備考欄にご記載ください。
(クリックして勇気づけを)
<お目休めコーナー>4月の花(1)