上野国立博物館別館 法隆寺宝物館正面で・・・
東京での住まいの最寄駅は駒込駅だった。会社所在地は御徒町、日暮里、船堀と転々としたものの通勤定期券は、常に、上野駅(上野公園)が範囲に入っていた。
平日、仕事で役所・銀行等へ出向く用事があれば、時間を調節しては上野公園に寄り道して、桜や新緑を楽しみ、時には(秘密事項です)、開催されている特別展・美術展を大急ぎで鑑賞したりと、憩い兼癒しの場所として、多いに利用した。
休日にも、何もする事がない時間があると、定期券を使って、ふらっと、公園に向い、博物館のショップを、一通り、眺めて(偶に本を買った)から、法隆寺宝物館で一休みをするというのが、時間を気にしないで居られる、格安のお気に入りコースである・・・当時、千円あれば、入場券(常設展のみ、宝物館は無料)と珈琲代が出た(今は常設展でも700円か800円が必要)。
法隆寺宝物館は、法隆寺が資金困難な折、皇室に献納して資金調達を図ったもので、その後、ここに収められるようになったという(詳細は多少違うかも・・・)話を本で知った。
天平の香りする仏達の姿を見ていると、古の奈良の都に居るが如く・・・の、気持ちとなり、真摯に仏と向き合えるから不思議だ・・・特別の信仰心は無いのだが、どこかに要素はあるのだろうか。
来訪者も少なく静か。時折、噴出す噴水の音で、現実の我に返る。
最近の「癒しのコース」順序に、松坂屋喫茶ルーム(店の名前が覚えられない)が加わる・・・当然、千円では珈琲代は出ない。
でも、欠かすことが出来ない「新癒しのコース」となった。但し、偶にしか行く事が出来ないのは、ちょっと悲しい。
上野松坂屋1階喫茶ルームで・・・
音楽的には音痴に近いのに、何故か、私の琴線にピピッと触れた歌、安全地帯「出逢い」です。
この歌も、仕事中の「イヤホーン組」で、聴きながら涙が出そうで参ったこともありました。
今も、時折、聴き惚れています・・・感動の理由は・・・判りませんねぇ。