7月4日に、沼津のアーケード名店街で、昭和の自動車や二輪車を集めた第五回クラシックカー&バイクミーティングが有り、昔懐かしい車やバイクが展示されます。
私はとても興味があります。
資金に余裕があれば、昭和43年頃発売されたトヨタスポーツ800や、日産フェアレディーSR311のオーナーになりたいのですが、宝クジに当選でもしなければ無理な話。
一生の夢は夢で終わるのです。
( 以上のメールがNTさんから入る・・・私は、車の免許を持たないから、興味が無いのが本当のところだが、何かに取り憑かれてる人を見るのは好きである・・・からして、NTさんの報告が楽しみ!・・・By伊豆の花 )
(以下、NTさんからの報告)
クラシックカー&バイクミーティングに今日(7/4)行ってきました。
一般的には旧車と言っている車のことです。
どの車も、見事に手入れのされた美しいものばかりです。
ただ古いだけでは何の価値もありません。40年も50年も前の車だけれど、欠品もなく、当時の美しさを保ちつつ,尚且つ、きちんと乗って走行出来るという至難の技の極地だと思います。
20代の頃欲しかった車が何台かありました。その頃の収入ではとても手が届かない額でした。3年~4年分の給料ですから・・・それも、一切、飲み食いしないでの計算ですから、買えるわけがありません。
新車で買ってずっと大事に乗っている人が、ごくまれにいます。ほとんどは、専門の業者から、常識をはるかに超えた金額で購入したものと思われます。しかも、保証などあるわけがありません。
現在発売されている新車のほうが安いし、安心だし、当然、保証もあるのですから、一般的には利便性がありますが・・・私のクラシックカメラ趣味と、全く、気持ちは同じです。
残念ながら、最近は、デジカメの便利さが圧勝して、クラシックカメラの方は衰退ぎみです。
(1) トライアンフ TR-4
イギリスの高級スポーツカー。1961年~1965年に発売されたミケロッティデザインのボディ。
このちょっとアクの強い顔付きが好みの分かれるところだろうか。私はこの顔が好きだ。いかにもスポーツカーらしくて。驚くことに、今でも交換部品が手に入るそうだ。
イギリスという国は古い物を大切にする国だ。日本人は見習わなくてはいけない。
(2) ダットサン ブルーバード1200
見覚えがあるでしょう。昭和38年式 この時代ではまだどこの家にも車があったわけではなく、歯医者さんとか経済的に恵まれた人でないと所有できなかった。
昔の車は丈夫だから、50年経った今でも、まだ乗れる。
(3) ホンダ S800
60年代の憧れの車、車好きの男なら誰でも欲しかったはず。しかし当時は金持ちの坊ちゃまあたりでないと乗ることはできなかった。貧坊ちゃまは蚊帳の外。
(4) スバル360
現在では二輪車でさえ1500CCもあるのに昔は360CCで4人も乗って走った。
今から52年程前に発売された富士重工の軽自動車。
(5) パブリカ コンパーティブル
1966年発売 空冷水平対向800CCで、大きな魅力は、丈夫でなかなか壊れないし、驚くほど燃費が良い。小型で保管場所にも困らない車だ。
エンジンはトヨタスポーツ800と同じだそうです。
[写真と文:N・Tさん提供]
(By 伊豆のの花)
私は基本的には、この世に形あるものを遺したくないと思っている。
海外の観光地に行くと、たとえば、有名な遺跡であっても、風雨のさらされて、明日には、土に、砂に還って行って欲しいと思う。何も残らない姿に、安堵感のような気持ちを覚えるのだ。それが、往々にして、補修され、塗り直されてしまう。生活臭の無い建造物は、何故か、寂しい・・・。
だから、走り回る「クラシックカー」には存在を認められるが、飾って置くだけの物には、修復された「遺跡」のようで、これも寂しいと感じてしまう・・・趣味は、それぞれで面白い。
この記事を書いている時、TVで「マイケル・ジャクソン」の曲が流れてました。プレイヤーを開始させると、聞こえてきますよ・・・お楽しみください!。