見もの・読みもの日記

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ドラマ『風林火山』にハマる・河越夜戦

2007-06-10 23:59:58 | 見たもの(Webサイト・TV)
○NHK大河ドラマ『風林火山』第23回 「河越夜戦」

 今年の大河ドラマは面白いらしいと聞いて、4月半ばからチャンネルを合わせるようになった。はじめはテキトーに見流していたのだが、だんだん本気でハマってきた。信じられない。大河ドラマなんて、小学生の頃(まだ家に1台しかテレビが無かった70年代初め)、家族と一緒に見ていた記憶しかないというのに…。

 だいたい、私は小説をほとんど読まないと同様に、TVドラマも受け付けない性質なのである。と思っていたが、数年前、中国製のドラマ『射英雄伝』『天龍八部』にハマり(原作の小説も堪能した)、ああ、こういう武侠ドラマは私の性に合うのだと納得した。それから、ふとしたきっかけでNHKの『柳生十兵衛』を見て、日本の時代劇にも面白いものがあると知った(ただし、第1&第2シリーズ限定)。そして、とうとう今年は大河ドラマである。

 とにかく面白い。脚本がいいし、配役もいい。私は映画も歌舞伎も詳しくないので、新しい登場人物が現れるたび、これ誰?誰!?と右往左往しっぱなしである。

 普通の社会人にとって、大河ドラマを1年間見通すというのは、なかなか難しいことではなかろうか。実は、これまで初回からしばらく見ていても、途中で見逃すと、「もういいや」と思って止めてしまったことが何度かあった。逆に、途中で「今年はなかなか面白い」という噂を聞いても、もうずいぶん見逃しているし…と思うと、なかなか途中から入り込めなかった。

 しかし、今は「YouTube」がある! 世の中には奇特なひとがいるもので、『風林火山(Furinkazan)』は、ちゃんと第1回から全ての回が(毎回5~6本に分けて)UPされているのだ。もちろんこれは「違法行為」だが、私のように「出遅れた視聴者」をガッチリ掴むという点では、NHKの損にはならず、むしろ得になっていると思う。最近のニュースによれば、著作権法について、非親告罪(権利者が告訴しなくても罪に問える)の範囲拡大が検討されているそうだが、これって時代に逆行した動きではないのだろうか。

 とにかく、私はこの週末に「YouTube」で『風林火山』の1~8回までを一気に見ることができ、本当にありがたかった(残りは来週)。我々世代の老後はテレビなんて要らないかも。毎日、ネットで懐かしのドラマを見て過ごせれば、図書館にCDやDVDを借りに行くこともしないだろうなあ、なんて思った。

 しかし、散歩の楽しみはまた別。土曜日は「川越夜戦跡」の碑が立つ東明寺に行ってきた。今日の番組終了後の「風林火山紀行」でも映っていたけれど。川越駅から、大正浪漫夢通り、蔵造り通りなどの観光ゾーンをぶらぶら抜けて、徒歩40分くらいだった。



■NHK大河ドラマ『風林火山』公式サイト(本日、TOPページ更新!)
http://www3.nhk.or.jp/taiga/index.html
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