見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

動画サイトで観るアイスショー「Kings on Ice」

2010-04-04 23:59:22 | 見たもの(Webサイト・TV)
○ニコニコ動画→タグ「プルシェンコ」を含む動画より

 4月に入り、新しい生活が始まった。当分の間、長くなった通勤時間に耐えなければならないが、仕事の負荷はそれほど高くない。にもかかわらず、ブログの更新をサボっているのは、別に時間を費やしているものがあるためである。

 基本的にスポーツ音痴の私が「バンクーバー五輪・プルシェンコにハマる」と書いたのは、ひと月前のことである。その後、突然のフィギュアスケート熱は、次第に亢進して、本格的な”マイブーム”に突入してしまった。オリンピックの後は、イタリア・トリノで行われた世界選手権に関心が続いた。日本人選手のダブル優勝も嬉しかったが、それ以外にもいろいろな選手を覚えた。女子のフリープログラムは、某掲示板を覗いたら、カナダのインターネットラジオ局が動画配信していることが分かり、リアルタイムで観戦することができた。

 そして、引き続いて「Kings on Ice(Короли льда)」である。プルシェンコが主催(もちろん出演も)するアイスショーで、3月30日にサンクトペテルブルクで、31日にモスクワで公演が行われた。その直後から、動画共有サイトには、関連動画がどんどん上がり始めた。私はよく知らないのだが、日本と違って海外では、観客がビデオ撮影することをあまり規制しないらしい(そういえば美術館でも撮影OKのところが多いなあ)。

 最も魅力的な動画は、ジョニー・ウィアー、ブライアン・ジュベール、ステファン・ランビエール、エフゲニー・プルシェンコの4人の即席ユニットによる群舞。「銀盤のF4」だねえ、ほんとに。いちおう群舞として成り立つ程度には振付を合わせているのだが、それぞれの個性が突出していて、和気藹々と競っている感じがとても楽しい。投稿されている動画は、撮影者の位置と好み(誰のファンか)によって、微妙に「味わい」が異なるため、何本見ても飽きない。私は、この数日間、時間を忘れて延々とリピートしまくりである。さらに練習風景には、本番ステージでは絶対に見られない表情が映っていて、泣きたいほど幸せな気分になる。私は、ほぼひと月前まで、この4人を誰も知らなかったというのに…。

 動画の質と量では、やっぱり「You Tube」だが、私は「ニコ動」で他人のコメントを読みながら観るのが好きだ。動画の鑑賞方法って、テレビ時代とは全然違っているなあと感じる。また、某掲示板を読みに行くと、本当に好きな人たちは、ロシア語やスウェーデン語のサイトを読みに行って、最新ニュースを拾ってきてくれている。つられて、私もほとんど見たことのなかったロシア語圏のサイトを見に行き、10年くらい前に初歩の初歩だけ習ったロシア語を必死で思い出しながら、単語を拾い読みしてみたりした。ロシアも、動画サイトのデザインは日本や欧米と変わらないんだな、と思う一方、ニュースを自動翻訳にかけてみたら「Kings on Ice」のチケットを求めて殺到した人々が「メーデーの行列」に例えられていて、ソ連時代の名残りか?と苦笑させられたり。

 何かひとつ新しいことに関心を持つと、芋ヅル式に新しい世界が開けていくのは楽しいものだなあ。まだまだ、発見できる楽しみはたくさんありそう。
コメント
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