見もの・読みもの日記

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江南2019【3日目】揚州→南京→揚州

2019-04-30 22:22:09 | ■中国・台湾旅行

 3日目は晩めの出発だったので、朝食後、ホテルの隣りの公園やその向かいの大きなスーパーマーケット(朝8時開店)をぶらつく。公園には、目つきの鋭い男の先生を囲んで太極拳をする女性グループ。スーパーは食品も日用品も豊富で楽しかった。

 面白かったのは、出勤・登校する人々の姿。まだ肌寒い季節、8~9割の人が、バイクや電動自転車の前面に「掻い巻き」のような防寒具を取り付けている。あまりカッコいいとは言えないが実に合理的。

 今日の予定は南京へ日帰り観光。揚州から南京は車で1時間半。ガイドさんの話では、江蘇省の「南京は大阪、揚州は京都、鎮江は奈良」みたいな関係で、この3都市をまとめて観光することは多いそうだ。途中、龍池のサービスエリアでトイレ休憩。個室の壁に「来也匆匆、去也冲冲」というステッカーが貼ってあるのを見て噴き出してしまった。「来也匆匆、去也匆匆」のもじりなんだけど巧い。そして頭の中では当然のように「刀剣如夢」の軽快なメロディが再生される。

 と思ったら、トイレを出て立ち寄ったコンビニでは、ちょうど「刀剣如夢」(ドラマ『倚天屠龍記』のOP曲)が流れていて、ひそかにテンションが上がった。なお、「来也匆匆、去也冲冲」(入るときは素早く、出るときは流す)という標語は、中国のあちこちのトイレで使われていることに、今回、初めて気づいた。

 南京ではまず中山陵を観光。とにかく人が多い。

 

 次に明王朝の初代皇帝朱元璋の陵墓である明孝陵。朱元璋は、ドラマ『大明帝国 朱元璋』を見て以来、胡軍の顔でしか思い浮かべられなくなった。いま見ている『倚天屠龍記』にも登場するんだよなあ、とにやにやする。ここも何度か来ているが、石積みの土台の上の建物は近年の増築だというから、前回はなかったかもしれない。

 明孝陵の印象は、むしろ人や動物の石像の立ち並ぶ「神道」のほうが強い。しかし、今回は電動カートに乗せられて、全長600メートルほどの神道と並行する道を一直線。揺れるカートの上から撮れた写真は獅子(?)のお尻のみ。疲れないし、時間の節約になるのだろうけど残念だった。

 最後に宋美齢ゆかりの美齢宮を観光して、揚州のホテルに戻った。

(5/7記)

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