11月の連休は渡月橋まで車は入れなかった。 今日は連休明けであったので保津川右岸の阪急嵐山駅付近まで入ることができ助かった。天気は最高で、寒さ対策ばかり考えていたので、歩くにも汗をかかない様に、ノンビリ歩くことにした。 渡月橋を渡り保津川の左岸を上流に向けて進んだ。平日といえども、あ ふれんばかりの人、ひと、ヒトであった。
一番奥まで行き、松籟庵から嵐山公園の頂上展望台に向かった。登り 始める前に保津川に伸びたモミジと観光船の雰囲気が良かった。
頂上展望台からは紅葉の綺麗な嵐峡が望めた。観光船や目の高さには 保津川を開削した豪商「角倉了以」が創建したという大悲閣が左手に見 えた。
展望台から北側に少し下ったら、何と大河内山荘前に出た。 これは都合 良いと思い、お抹茶を一服と丹下左膳役で一世を風靡した東映の俳優『 大河内伝次郎』を偲ぼうと山荘に足を進めた。
桜の時期も素晴らしいが、紅葉もこれまた最高でした。
山荘は約2万㎡の広さという事で、その中に大乗閣や茶室「滴水庵」など風雅な建物が点在し、大河内伝次郎氏の趣味の良さが伺えます。
それから、茅葺の仁王門から続く、石段を覆う紅葉の美しさで知られる寺『常寂光寺』を参拝しました。境内はそれほど広くはありませんが、どこを 見ても絵になるお寺です。
帰りは嵯峨野の野菜畑の道から、松尾芭蕉門下の俳人『向井去来』の閑居「落柿舎」を横目に見ながら戻りました。
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