連休中は、天気も良く、観光地は多くの人が出たようだ。天気がいいというより、暑くてねー。私は4日に福島会津まで足を伸ばした。もちろん電車。今月は出張も多く、堂々と電車に乗れる機会が多いのに、やっぱ休日だと思いっきりハネを伸ばせるし!
狙いは「会津鉄道」。インターネットの情報により、寒かったこの春、4月末に開催された湯野上温泉駅の「夜桜まつり」が、つぼみの状態で行われた?もしかすると、ゴールデンウィーク中に満開を迎えるのでは…予想は見事的中であった。
この会津鉄道、旧国鉄会津線を第三セクターにより運営。会津高原駅から野岩鉄道、東武鬼怒川線で浅草とも結ばれている。南会津の住民の足であることはもちろん、日光・鬼怒川・塩原などと、歴史の里・会津の観光地を周遊させる路線でもある。
早くから自社所有のトロッコ列車を運行させたり、最近では芦ノ牧温泉駅のネコ駅長「ばす」の任命や女性駅員の採用など、何かとユニークな話題を発信している。まあ、決して運営は楽ではないのだろうが、頑張っている地方鉄道なのだ。
この日、私の訪れた湯野上温泉も、多くの人で賑わっていた。ホームには溢れんばかりの人。しかし電車に乗る人はというと、そうでもない。何とみんな桜と電車、そして茅葺の屋根を持つ駅舎を写真に収めようとする人達だった。
そう、この駅は有名な撮影ポイント。いわゆる「撮り鉄」と言われる部類のマニアが、駅や沿線に繰り出している。確かに撮影には素晴らしいシチュエーションだし、天気もいいし。でも、鉄道愛するなら乗ってあげればいいのにねー。
「撮り鉄」に少々押され気味の時刻表派「乗り鉄」の私にとっては、少々複雑な思いを抱かせる旅になった。(写真下:桜が満開の湯野上温泉駅に入線するAT650形気動車)