行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

親父が逝ってしまい、久々の更新です

2010年05月18日 | 日記・エッセイ・コラム

5月10日朝、かねてから養護老人ホームに入所していた親父が亡くなった。満年齢で78歳。といっても、記憶が遠のいて入院・入所を繰り返すこと5年半。73歳からボケていることからすると、この晩年はどんな世界だったのだろう。

出張続きとはいえ、この時ぞとばかりに朝晩は電車に乗り、関西の都市路線を乗りつぶしたりしていたのは、このブログでも紹介していたとおり。その帰りを待っていたかのように、日曜の夜に体調が崩れ、次の日の早朝、施設からの電話に駆けつけたものの、すでに息を引き取っていた。

覚悟はしていたものの、何回となく山を乗り切ってきていた親父だからねー。今回も「大丈夫だろ!」と思っていたが、逝く時はあっけないものだ。

大変なのは葬式ですよ。突然ということはもとより、葬儀の段取りやその流儀、親戚縁者・会葬者への対応、お礼の品をどうするか、今後の日程は…口やかましい長老や取り巻きと葬儀委員長の間を右往左往する自分がいる。

人間一度は通る道とはいえ、こればかりは自分で段取りをするわけにはいかない。「親父だったら、どうするだろう?」と考えてみるが、周囲の喧騒に押し流されてしまう。長年寝たっきりで、会話もない状態だったからねー。

さて、残された者に迷惑かけないためにも、遺言でも支度しますかねー。生前葬というやつも分かる気がしてくる。

少々疲れ気味だが、私は大丈夫。感傷や気落ち、寂しさというものはない。ただ、落ち着くにはまだ時間がかかりそうだ。みなさんからのお声掛けや会葬に感謝感謝。ブログを更新せずにいたのに、ご来場いただいていた方にも感謝感謝!

コメント
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