そろそろ旧聞になりつつありますが、『舞-乙HiME』も無事に終わりました。自分も含めた周囲の感想は「やればできるじゃないか!」というものでした。
なんで、そんな感想になったかというと、前作『舞-HiME』が非常に不完全燃焼な出来だったからであり、同じ時期に同じサンライズで制作されていたガンダムものもまた(こちらの基準では)ダメダメだったからですね。この2作。どちらもパーツパーツの出来は良く、キャラ人気は非常に高いのに、視点がはっきりせずに迷走してカタルシスのないストーリー、登場人物たちは成長せず愚かな行動をとり続ける……。
いや、メカが格好良く、キャラが可愛ければ、他はどうあれ、すべて許せる!……というなら別でしょうが、そんなもので誤魔化されるほど若くもないのです★
で、まあ、Zの方ですが、小手先でストーリーをひねらず、明るい主人公たちが成長する物語を王道パターンでしっかり描き、何が見せ場かきちんと認識して描いていけば、ちゃんと面白い話になるじゃないですか。
もちろんSEEDまんまのキメポーズとか、砂中から浮上した空母からオトメを発艦させるって、そもそもカタパルト……いや飛行甲板が必要なのかとか、ツッコミどころは満載です。
この話は、特殊な能力を見いだされ、育てられた「オトメ」と呼ばれる戦闘少女たちの物語です。たった1人で1国の軍隊とも渡り合える力を持つオトメたちは(ここらはFSSみたい)、オトメ拡散防止条約によって管理された存在です。それでも入学すら困難なオトメ養成学校ガルデローベを卒業すれば各国の王族や政治家たちと契約し、彼らを警護し、そのブレーンにもなるオトメという存在は、少女たち憧れの職業でもあるのです……という、この段階で既にガンダムファイトと少女革命を足したような話ですな。
で、訓練学校での仲間との友情やイジメあり、身寄りのない主人公アリカを陰から援助する足ながおじさんあり、ふらりとアリカの前に姿を現し助言するスナフキンあり、ロストテクノロジーに生死不明の主人公の母親あり、ワガママ王女との友情あり、そして次第にひそかに仕組まれていた陰謀が動きだし、主人公たちは逃亡の身となるものの、ワガママ王女は成長し、アリカは決して前向きな明るさを忘れず、ちりぢりになっていた仲間も次第に集結し始め、巨大な敵との戦いに臨むのですが……。
ちゃんと「燃え」と「萌え」を両立させていましたよ。きちんと終わって、よかった、よかった。
なんで、そんな感想になったかというと、前作『舞-HiME』が非常に不完全燃焼な出来だったからであり、同じ時期に同じサンライズで制作されていたガンダムものもまた(こちらの基準では)ダメダメだったからですね。この2作。どちらもパーツパーツの出来は良く、キャラ人気は非常に高いのに、視点がはっきりせずに迷走してカタルシスのないストーリー、登場人物たちは成長せず愚かな行動をとり続ける……。
いや、メカが格好良く、キャラが可愛ければ、他はどうあれ、すべて許せる!……というなら別でしょうが、そんなもので誤魔化されるほど若くもないのです★
で、まあ、Zの方ですが、小手先でストーリーをひねらず、明るい主人公たちが成長する物語を王道パターンでしっかり描き、何が見せ場かきちんと認識して描いていけば、ちゃんと面白い話になるじゃないですか。
もちろんSEEDまんまのキメポーズとか、砂中から浮上した空母からオトメを発艦させるって、そもそもカタパルト……いや飛行甲板が必要なのかとか、ツッコミどころは満載です。
この話は、特殊な能力を見いだされ、育てられた「オトメ」と呼ばれる戦闘少女たちの物語です。たった1人で1国の軍隊とも渡り合える力を持つオトメたちは(ここらはFSSみたい)、オトメ拡散防止条約によって管理された存在です。それでも入学すら困難なオトメ養成学校ガルデローベを卒業すれば各国の王族や政治家たちと契約し、彼らを警護し、そのブレーンにもなるオトメという存在は、少女たち憧れの職業でもあるのです……という、この段階で既にガンダムファイトと少女革命を足したような話ですな。
で、訓練学校での仲間との友情やイジメあり、身寄りのない主人公アリカを陰から援助する足ながおじさんあり、ふらりとアリカの前に姿を現し助言するスナフキンあり、ロストテクノロジーに生死不明の主人公の母親あり、ワガママ王女との友情あり、そして次第にひそかに仕組まれていた陰謀が動きだし、主人公たちは逃亡の身となるものの、ワガママ王女は成長し、アリカは決して前向きな明るさを忘れず、ちりぢりになっていた仲間も次第に集結し始め、巨大な敵との戦いに臨むのですが……。
ちゃんと「燃え」と「萌え」を両立させていましたよ。きちんと終わって、よかった、よかった。