「計算尺」と書くと、見たことも聞いたこともないという御仁がほとんどではないだろうか。
「そろばん」ならまだ、肩身が狭い思いをしていないだろうが、計算尺なんて博物館の近代遺産の片隅か、ヤフーのオークションでたまに出てくる様な道具だと思われます。
私が中学生の頃は、数学の授業時間で、簡易な計算尺の使い方を勉強した記憶がある。
高校に入ると、工業高校であったためか、必修であり、試験には持ち込まないと試験自体ができなかった。
そのうち、普通の計算尺に錐で傷を付けて、固有の記号を付けて今で言うカスタマイズをし始めた。
特に化学工学の常数を必要とする計算では、カスタマイズをした方が遙かに使いやすくできた。
うろ覚えなのだが、アポロ13号の映画の場面で、ヒューストンの宇宙センターかゴダードの宇宙センターか忘れたが、技術者が残燃料を計算するのかに計算尺を使用している場面があった記憶がある、たしかあの事故は1970年であったと思うので、ちょうど私が計算尺を習い始めたころだった。
私の仕事場の机の引き出しに、計算尺が置いてあり、たまに計算尺で計算した方が、結果が見やすい時に使用しているが、若い人たちは、何か変なモノを使っているような目つきで見ている・・・おじさんの独り言。