日々好日

さて今日のニュースは

衆院予算委員会紛糾する

2009-11-05 09:01:47 | Weblog
衆院予算委員会質疑も二日目を迎えいよいよ白熱化して参りました。

初日はまず野党の自民党が総論中心で攻め、民主党が辛くも逃げ延びた感じでした。

二日目は開催当初から、民主党が動員した議員が立ち見席に溢れ、是では審議が 
出来ないと退席を求める自民党と、傍聴の権利を主張する民主党議員と小競り合い
があって冒頭から荒れ模様の衆院予算委員会でした。

また大蔵省時代上司だった町村元官房長官が傍若無人に振る舞う亀井大臣を呼び捨
てで咎める一幕もあって、見ていて仲々面白いショウーでした。

まず自民党は若手の柴山議員が鳩山首相の偽装献金に噛みつきました。
是まで攻める側で、政治家と秘書は同罪と糾弾してきた鳩山首相ですが、立場が
逆転し「担当者の刑事責任が確定した時責任を取る」と逃げ続けてきましたが、 
確定したらどの様な責任を取るかと責められと仮定の話にはお答え出来ないと、
またもや逃げてしまいました。

次ぎに石破元防衛相が、防衛問題や日米安全保障・普天間基地移転等で、外務大臣
や防衛大臣、鳩山首相の発言がバラバラでこれでは日本の国益を損なうと責任追求を始めました。
特に米国は普天間基地移転問題で日本政府に疑心を抱き日米安全保障が危機的な
状態の置かれて居る事を改めて注意した。

鳩山首相はこれに対し是までの「最後は私が決断する」の言葉を繰り返すばかりで
なす術(すべ)もなく「たじたじ」な状態でした。

特にアフガン支援について追求されると、過去に発言した「海外派遣は違憲」を 
撤回する一幕もありました。

この間何回も岡田外相が中に割って答弁する場面も多く見られた。
複雑な党内事情や無理な連立内閣でアヤフヤな民主党の防衛政策、安全保障問題を
突いた石破元防衛庁の戦法が際だって見えました。

日本郵政社長人事には自民党の菅議員や、「みんなの党」の渡辺みき議員が民主党
の脱官僚政治の欺瞞性をついた。

今回の人事は天下りではないと苦しい弁解の前原大臣や鳩山首相。

いっその事今回に限り天下りを承認して欲しい、今後一切禁止しますと言う論理の
方が国民には判りやすい。成る程と感心しました。

また自民党の斉藤議員は2020年までに1990年比で25%削減の国際公約に
ついて国民軽視だと責めたが前政権の提案が評価されてないので敢えて日本が
先導的役目を果たす意味で大いに意義があると答弁した。
なお公明党もこの削減目標には高く評価すると支持を表明しました。

この衆院予算委員会を見た感じは、今までと変わらない攻守立場を変え国民に関係
なく同じ様な事が繰り返されて居る様に感じられてなりません。

この国を一体どの様な国にしたいのか?
本当に赤字まみれの国の財政を立ち直らせる事が出来るのか?
景気は?雇用は?年金は?医療は?
いっぱい。いっぱい論議し決めても貰わねばならない事がたくさんあります。

折角政権交代が出来たのだから、平成維新と言われる様な改革が、出来ないものでしょうか?