政権交代の成果と言われる行政刷新会議の「事業仕分け」が昨日から華々しく開催
されました。
新宿区の体育館を3ツに区切り、公開とネット利用全国中継と言う一大政治ショウが始まりました。
会場の300以上の傍聴席はギッシリ埋まり立ち見まで出る盛況さです。
又ネットもアクセスが集中しアチコチで繋がらない事態も発生したらしい。
民主党議員や有識者・民間・業界等代表が「仕分け人」となり事業の洗い出しを
行う。
これに対し俎上に挙がった、各省庁の担当者や公益法人や機構の関係者が説明し
必至に抵抗と言った図式になりました。
投票権は持たないが、削る側の財務省担当官が「仕分け人」側を援護し、さながら
官僚を裁く法廷の様相をみせました。
裁かれる担当者は「弁護士が居ない裁判」見たいでとても容認できぬと怒りを露わにしていました。
無茶と言えば無茶です。まずムダありきと言う前提の元に始まります。
本当に有効な事業か?役員に天下りは何人居ますか?等を矢継ぎ早に仕分け人から
質問を受け釈明の時間を与えず、1時間で廃止、削減、継続が多数決で判定が下されます。
成果は国交省の国土景観形成事業推進調整費200億円。農水省の農道整備事業 168億円等、
11事業504億円分が、廃止と判定され概算要求から外されました。
また厚労省の診療報酬明細書オンライン化の機器整備補助費215億円は見送られました。
国の紐付き交付金下水道事業費5188億円は、地方に財源を移し浄化槽普及等
地方の判断ですべきと地方移管を要請しました。
また道路整備は直轄工事・補助工事とも1兆2332億円は見直すべきとしました。
公共事業見直しの槍玉に挙がったものです。
昨日の一番の目玉は診療報酬の配分、約9兆300億円余についての判定でした。
なにせ日本の医療体制の根幹に迫る事です。診療報酬を1%削減で1700億円が
吹っ飛び、病院経営や医者不足解消、緊急医療確保等根本的問題に繋がる事である
ので守り側も必至です。
結果は見直しで落ち着きましたが、是が医療界の崩壊を早めない事を祈るのみです。
面白かったのは文科省所管の「国立女子教育会館」について蓮舫参院議員と理事
との攻防戦です。
同じ女同士で有りながら、女性擁護で対立せねばならないとは悲しい事です。
また子供未来財団やシルバー支援事業も槍玉に挙がり廃止の憂き目に遭いそうです
何れにしても第一弾が今日までと16~17日まで、是を鳩山首相出席のもとで、
行政刷新会議会合が開かれ報告され了承されます。
又第2弾は24~27日まで事業仕分けが行われます。
いよいよ核心に入って来るのでしょう。
噂では「思いやり予算」や国防関係まで突っ込んだ見直しが討議されると言うが
どの辺りで討議されるのか非常に興味深い事です。
12月初めに第2弾の行政刷新会議会合が開催され報告了承されるといよいよ是から
財務省が各省予算を査定し年末に2010年度予算案が決定されます。
初日に726億円を廃止や見送りに判定しましたが、まだまだ3兆円削減は、遥か彼方です。
また折角国民注視の中で、予算案作成透明化の政治ショウを演出しても、是が実際
に生かされなければ意味がありません。
実際今回の行政刷新会議の判定は、法的拘束力を持ちません。
鳩山首相は、此の判定を尊重すると言明しています。
しかし政治的力学でどう転ぶか極めて不透明です。
最終的には財務省の「匙加減」と是までを踏襲する恐れ無きにしもあらんです。
折角の政治ショウがショウで終わらない事を祈ります。
今回の事業仕分けを見て感じた事は、よくまあ此処まで政府が予算編成を国民に
オープンにした事を感心します。
しかし遣り方としては、仕分け人の胸三寸の多数決で問題無用の感が否めません。
少し無理し過ぎではないか?
無理は必ず破れます。其処の処が少し心配です。
されました。
新宿区の体育館を3ツに区切り、公開とネット利用全国中継と言う一大政治ショウが始まりました。
会場の300以上の傍聴席はギッシリ埋まり立ち見まで出る盛況さです。
又ネットもアクセスが集中しアチコチで繋がらない事態も発生したらしい。
民主党議員や有識者・民間・業界等代表が「仕分け人」となり事業の洗い出しを
行う。
これに対し俎上に挙がった、各省庁の担当者や公益法人や機構の関係者が説明し
必至に抵抗と言った図式になりました。
投票権は持たないが、削る側の財務省担当官が「仕分け人」側を援護し、さながら
官僚を裁く法廷の様相をみせました。
裁かれる担当者は「弁護士が居ない裁判」見たいでとても容認できぬと怒りを露わにしていました。
無茶と言えば無茶です。まずムダありきと言う前提の元に始まります。
本当に有効な事業か?役員に天下りは何人居ますか?等を矢継ぎ早に仕分け人から
質問を受け釈明の時間を与えず、1時間で廃止、削減、継続が多数決で判定が下されます。
成果は国交省の国土景観形成事業推進調整費200億円。農水省の農道整備事業 168億円等、
11事業504億円分が、廃止と判定され概算要求から外されました。
また厚労省の診療報酬明細書オンライン化の機器整備補助費215億円は見送られました。
国の紐付き交付金下水道事業費5188億円は、地方に財源を移し浄化槽普及等
地方の判断ですべきと地方移管を要請しました。
また道路整備は直轄工事・補助工事とも1兆2332億円は見直すべきとしました。
公共事業見直しの槍玉に挙がったものです。
昨日の一番の目玉は診療報酬の配分、約9兆300億円余についての判定でした。
なにせ日本の医療体制の根幹に迫る事です。診療報酬を1%削減で1700億円が
吹っ飛び、病院経営や医者不足解消、緊急医療確保等根本的問題に繋がる事である
ので守り側も必至です。
結果は見直しで落ち着きましたが、是が医療界の崩壊を早めない事を祈るのみです。
面白かったのは文科省所管の「国立女子教育会館」について蓮舫参院議員と理事
との攻防戦です。
同じ女同士で有りながら、女性擁護で対立せねばならないとは悲しい事です。
また子供未来財団やシルバー支援事業も槍玉に挙がり廃止の憂き目に遭いそうです
何れにしても第一弾が今日までと16~17日まで、是を鳩山首相出席のもとで、
行政刷新会議会合が開かれ報告され了承されます。
又第2弾は24~27日まで事業仕分けが行われます。
いよいよ核心に入って来るのでしょう。
噂では「思いやり予算」や国防関係まで突っ込んだ見直しが討議されると言うが
どの辺りで討議されるのか非常に興味深い事です。
12月初めに第2弾の行政刷新会議会合が開催され報告了承されるといよいよ是から
財務省が各省予算を査定し年末に2010年度予算案が決定されます。
初日に726億円を廃止や見送りに判定しましたが、まだまだ3兆円削減は、遥か彼方です。
また折角国民注視の中で、予算案作成透明化の政治ショウを演出しても、是が実際
に生かされなければ意味がありません。
実際今回の行政刷新会議の判定は、法的拘束力を持ちません。
鳩山首相は、此の判定を尊重すると言明しています。
しかし政治的力学でどう転ぶか極めて不透明です。
最終的には財務省の「匙加減」と是までを踏襲する恐れ無きにしもあらんです。
折角の政治ショウがショウで終わらない事を祈ります。
今回の事業仕分けを見て感じた事は、よくまあ此処まで政府が予算編成を国民に
オープンにした事を感心します。
しかし遣り方としては、仕分け人の胸三寸の多数決で問題無用の感が否めません。
少し無理し過ぎではないか?
無理は必ず破れます。其処の処が少し心配です。