日々好日

さて今日のニュースは

財務省と事業仕分け

2009-11-13 08:49:43 | Weblog
今一番国民の関心事は何と言っても行政刷新会議が行って居る「概算要求予算案」
縮圧のための「事業仕分け」ではないでしょうか。

色々問題が起きて来て居る様です。
まるで官僚を裁く法廷さながらだとか、ムチャクチャ過ぎるとか、裁かれる側からの抗議・・・・

是までの自分達の事は棚に挙げて批判する自民党幹部達・・・
自分達の省庁を擁護する民主党の閣僚からの抗議等々・・です。

しかし今迄ツンボ桟敷同然の国民に、白日の元に曝された税金の使い道ただただ、
ビックリする事ばかりです。

行政刷新会議仙石担当相が「要は額ではなく、使い道だ」と言う言葉が成る程と
頷けます。

例えば天下り法人の代表格として標的に挙がった「こども未来財団」子育て支援
事業として、授乳室整備助成やベビーシッター育成派遣等大変重要な事業であるが
企業醵出の特別会計から312億円の基金で運用しその事業益5億円と国からの 
補助金10億円その管理費が5億円で管理費のうち2億円は人件費と言う。

ここでは厚労省から天下し年間1600万円以上貰う役員が何人も居てその人件費
が大部分を占めて居ると言う。

5億円の事業益を出すために5億円の経費を使い毎年10億円の補助金が交付され
ると言うのは誰が見てもオカシイのではないか?

オマケにこの財団は企画や斡旋が主な業務で後の仕事はマル投げで何の為の機関
か疑問に思えて来ます。
天くだり官僚救済事業と言われても仕方無い事です。

この様な組織がアチコチに存在する事が今回明らかにされた。

民間に出来るものは民間に、国や地方でやるべき事、いっそ廃止してしまえとか、
やむを得ないから、額を削減して行うとか、今回の事業仕分けはそう言った事で 始まったと聞く。

処が国の事業は3000以上に及びます。
その全てを俎上に挙げるのが理想ですが、それは不可能です。

今回ターゲットになった200以上の項目447事業の選別に問題は無かったのか
と言う疑問があります。

この選別の基礎になったのは財務省提出の資料から選びだされました。
ここで財務省の影がチラホラします。
財務省関係で俎上に挙がったのは8件それも小物ばかりで、巨額な外為特会や、
財投資金特会等は選から漏れて居ます。

いささか趣が異なる事は認めますが、一番討議して貰いたい項目でもあります。

それに業務仕分け人のオブザーバーで財務省担当官が参加して居ます。
判定の投票権こそ無いが 業務に精通して居て、仕分け人を影で操って居る様な 
感じがして、何となくアンフェアな感じがします。

此の業務仕分けは法的に拘束力はありません。
単なるパフォーマンスか、それとも是が行政刷新会議の決定事項として、2010
年度予算案に反映し、国会の場で審議決定し国民に提示されるか、今の処不透明
と言わざるを得ない様です。

国民が納得のいく業務仕分けを行い、納得のいく予算案に仕立て挙げて貰いたい。