日々好日

さて今日のニュースは

国会会期延期決まるか

2009-11-29 09:44:05 | Weblog
今回の臨時国会の会期末を明日に控え、与野党国対委員長会談で来月上旬頃まで 
延長になりそうです。

鳩山首相は今三つの問題点を抱えて居ると言われて居ます。
まず第一は母親を巻き込んだ、鳩山首相自身の偽装献金問題です。
これは小沢幹事長公設秘書の西松建設をめぐる裏献金疑惑と合わせ余り触って
貰いたくない問題です。

次が年内決断を迫られる普天間基地移転の問題です。
沖縄や連立政党の社民党から県外移設を強く迫られ、されど日米同盟にヒビを入
れたくない鳩山首相がどう判断するか約束の年内決着が迫って来ました。

最後に急遽起きて来たリーマンショックの再来かと言われるドバイショックは、
急激な円高と株安を引きおこし日本経済に大打撃を与え様として居ます。
そんな中で2010年度予算案と補正予算案の年内成立が迫られて居ます。

来年度我が国の税収の減少は現実問題として見えて来ました。
その中で、過大なまでの民主党政権公約の実施が迫られ、来年度は史上最高の  
95兆円と言う国家予算の概算要求が出されました。

この概算要求の減圧に「行政刷新会議」は思い切った「業務仕分け人」を仕立て
国民公開のもとでムダと思われる経費をバッサバッサと切り捨てましたが、出て
きた財源は2兆円にも満たない金額でした。

今後この削減された金額が「行政刷新会議」を経て財務省と各省折衝でどれ程
生かされるかが、この「業務仕分け人」システムの成否が問われると思います。

鳩山政権はこの臨時国会で何が何でも連立の国民新党との約束「日本郵政株凍結 
法案」を成立させねばなりません。
その為短期間の国会会期延長もやむを得ないと考えて居る様です。

野党の自民党は充分な審議時間と党首討論を求め、鳩山首相の献金疑惑等を
追求するため来月中程を目途に延長に応じる構えです。

民主党は2010年度予算案年内編成を目の前に各閣僚を専念させる為にも、
会期は出来るだけ短い方がよく来月4日か5日までとの考えらしい。

急激な円高と株安は折角回復の兆しが見え始めた日本経済にまたもや大打撃を与え
かねない状況です。適切な対応が要求されます。

迫り来るデフレスパイアラルの恐怖。沖縄基地問題。カネと政治資金の問題や
財源や来年度予算案の問題。どれをとっても重大問題です。

明後日はいよいよ師走12月になります。
さて残された時間はあまりありません。
鳩山政権にとって最初の最大の正念場になりそうです。
果たして結果は如何に?