日々好日

さて今日のニュースは

地方創生と共に動き出した地方分権改革

2014-09-03 07:36:13 | Weblog

アベノミクス効果を地方まで浸透させ来春の地方統一選に結びたいと安倍政権は地方創生
と言う政策を打ち出し、担当大臣まで登用する気の入れ様です。

是まで地方分権は根強い官僚の壁に遮られ一向に進みませんでした。

そこで地方重視の政策を打ち出した安倍政権は、内閣府が自治体に対し提言の募集を始めた。

是は地方が國に対し、権限の移譲や規制緩和を提案させ、地方分権に役立たせたいと言う事で
始まった政策です。

安倍政権は12月全閣僚で作る「地方分権改革推進本部」で最終的採否を決める意向。
安倍政権が見せる地方重視の姿勢を広くアッピールする良い機会です。

内閣府の募集に自治体・知事会等126団体から953件が提案されました。

知事会や各都道府県からも内閣府・国交省・経産省・農水省・法務省・財務相・厚労省・総務省
等へ様々な提案が出されました。

災害派遣要請を市町村長へ拡大する事・ハローワクの件・都市計画の件・保育問題・仮設住宅
の件等が出されたがその殆ど8割は対応不可と見られて居るとか。

是は全て省益優先の官僚が改革を阻んで居ると見られます。

官僚が納得し動かないと政策は実施されない仕組みになって居るので、官僚がまず納得しないと
いくら提案されても実現は難しいですね。

これまで官僚天国をどうにかしょうと様々な試みがなされたが何れも失敗現在に至っています。
相変わらず天くだりは形を変えて堂々と行われ官僚天国を盤石なものにしています。

なにせ国益より省益優先の官僚ですから始末に負えませんね。

叩きすぎると国政が麻痺します。
前の民主党政権時代にイヤと言うほど思い知らされました。

今回の地方創生のパフォーマンスは何所まで真剣度があるのだろうかね?


安倍政権挙党態勢作りの内閣改造幹事長には谷垣法相で決まり

2014-09-03 06:20:38 | Weblog

第二次安倍政権は閣僚が一人も交代せず600日超えた戦後内閣で最長と言う妙な記録が
出たそうです。

それだけに大臣就任待望組の不満は増大して来て居るらしい。
其処で近い内行われる自民党総裁選に向けて体制作りが急がれます。

衆院当選5回以上・参院当選3回以上が閣僚選考基準で優先されて居るとか。
現在該当者が58人居て該当者を数多く抱える派閥は一生懸命らしい。

派閥の力は昔程にないとは言え政治は数なりと言った政治家が居たが矢張り同じ考えを持った
人達が多く集まったが有利ですね。

日本の政治力学からはどうしても派閥は無視出来ませんね。
派閥の領袖は昔程の権力を持ちませんが、矢張り派閥を纏めるのは領袖です。

今回安倍政権はこの派閥を巧く利用し自民党の挙党態勢作りを目指した様です。

そのため継続に固守した石破幹事長に引導を渡し前野党時代の総裁で苦労した谷垣派の領袖
谷垣法相を新しい自民党幹事長にすえました。

そして党総務会長に二階派会長の二階衆院予算委員長を起用しました。
石破氏も谷垣氏も反安倍となる可能性が噂された派閥の領袖です。
これで巧く取り込んで、安倍氏は思いの儘党役員人事も内閣改造も出来る様にしたようだ。

早速今日午前中に党役員人事が完了し内閣改造に取り掛かる模様。

既に菅内閣官房長官・麻生副総理兼財務相・岸田外相・下村文科相・太田国交相・甘利経再相
等の重要ポストの留任は決まって居ます。

後は話題性・各派閥の要望の閣僚登用をどう裁くか?

まず公約の女性閣僚の多数起用が噂されています。
候補に山谷えり子氏拉致問題、ポスト未定で小淵優子氏・高市早苗氏・松島みどり氏等5人が
挙げって居るとか。

話題としては東京五輪担当大臣に遠藤副文科大臣を、問題の防衛安全保障相に江渡氏起用し
防衛相兼務とか。

安倍氏の新しい方針地方創生担当相には一度は拒否した石破幹事長を押しつけた。
厚労相には塩崎元官房長官を、農相には自民党TPP対策委員長を当てる模様。

その他の党役員も大筋は決まった模様。

後は正式発表を待つばかりの様です。

しかし何故今頃内閣改造せねばならないのか疑問が残りますね。

これが吉と出るか凶と出るか、今の処判らないと言うのが正直な感想ですね。