世界的に見ても株式市場で公的年金の占める割合は高い。
我が国の公的年金を運営して居る独立行政法人年金積立金管理運営は年金130兆円と
云う巨額な資金で投資運営を行っています。
国の年間予算額が約100兆円と云われるので、その規模が判りますね。
此の年金管理団体はこの秋に資金運用の見直しを行い投資限度額の引き上げ等を発表
しています。
現在此の管理団体から資産を預かり指示によって資金運用をする信託銀行は盛んに株式
購入を増やしているとの事。
外国人投資家や個人が株の売り越しが目立つ中特異現象と捉えられ居る。
8月下旬株価は下落傾向にあったが、公的年金が大量に投入された事で株価下落に歯止めが
かかったとさえいわれるとか。
内閣支持率は株価と連動するとさえ云われるので、安倍内閣も必死です。
折角アベノミクス効果で株価が上がったのに、また下落では格好がつきません。
こう云った市場操作で動く相場を官製相場と云うそうです。
そのために大事な公的年金が使われるのは心外ですね。
株式市場が全て官製相場で動いているのではないと信じたいが、あり得ない事ではないので
懸念事項ですね。
年金管理運営は大変難しく巨額な金額だけに日本経済に大きな影響を与える事は間違い
ないが、政治には余り利用されたくないですね。