日々好日

さて今日のニュースは

政・労・使とも年功序列賃金見直し検討で了解か?

2014-09-30 07:21:13 | Weblog

日本の労働者は年功序列賃金と終身雇用によって守られて来たと言っても過言ではない。

処が流れはグローバル化し最早世界を相手にしないと企業は生き延びれない状況となった。
そのためコストダウンでリストラ断行し、非正規社員への切り替え等で人件費の抑制。
競争原理導入で成果主義採用で、年功賃金も終身雇用も崩壊しつつあります。

成果次第で簡単に首を切られ、スキルの高い人は更に待遇の良い企業を目指す。
よい意味では欧米並みに経済に活気を起こす良策とも思われます。

ただ日本には企業は人なりと言う思想が根強く、相変わらず家族的結束で企業を維持する
所が数多くあります。

しかし時代の波には勝てず、次々とその様な企業は方針変更するか倒産するかして居る。

今回政府と経済界・労働界の代表者による政労使会議が開かれ、賃金上昇の検証及び
年功序列型賃金体系の見直し等について議論する事を確認した。

出席した安倍首相は子育て世代の処遇改善のため年功序列賃金体系の見直しと労働成果に
見合った賃金移行が不可欠と強調した。

今回の政労使会議の主な論点は下記の通りです。

労働生産性向上で企業収益を拡大させ賃金値上げや雇用拡大に繋げる。
年功序列型賃金を見直し、職務・成果に応じた賃金体系移行を検討。
子育て世帯や非正規労働者の処遇改善。
労働時間見直して柔軟な働き方を実現させる。
有給休暇取得促進・秋の連休の大型化を図る。
人手不足解消のため、成熟産業から成長産業へ労働者の移動を円滑化する。
同じ理由で、都市から地方への労働者の移動を円滑化する。
女性・高齢者・外国人の就労促進。

これらは成長戦略を担うものとして政府が推進して居る項目でもあります。

現在の賃金は矢張り年功序列かその併用型が大半で日本の慣行からは成果型
賃金には抵抗が多い様ですが、成果や職務にあった賃金体系への流れとなって
来ている。

ただ労働界は其れに依り一部賃下げにならないかを警戒して居る。

会議は毎月1回程度開き年内には合意文書を纏める意向との事です。

 


 


御嶽噴火の影に隠れて臨時国会開催される

2014-09-30 06:35:08 | Weblog

第187臨時国会が昨日召集され開催されました。

今日の新聞のトップ記事は御嶽山噴火に関するニュースで臨時国会のニュースは2面の
裏記事となった。

所詮その位ものだと言ってしまえばそれまでですが、何となく釈然としませんね。

安倍首相は衆参本会議で所信表明を致しました。
今国会を「地方創生国会」と位置ずけし、地域活性化・人口減少克服・女性の力を活用し
経済最優先で次元の違う大胆な政策実行の政権運営をすると大見得を切った。
又原子力規制委員会が安全性を確認した原発は、随時再稼働を明言しました。

遣れば出来ると言う強い信念で行なおうと呼びかけた。

ただ地方創生にしても具体策に言及せず、外交安全保障面でも日中関係改善でも11月
のAPECで習中国国家主席と会談実現に意欲しめしただけ。
日韓関係は改善に努力を重ねる事で留めた。

消費税再増税問題・TPP・領土問題・原発の今後の問題等には一切触れてません。

今回のメインとなって居る地方創生は、来春の統一地方選挙対策ではないか?
掛け声倒れではと言う噂が先行して居るやに聞く。

景気回復は思いのままに不可ず、袋小路に行き詰まった感があるが、果たして今国会で
大きく展望が開ける様な妙手が出てくるのだろか?

兎に角国会の先生方々の真剣な審議に期待するより他はない様ですね。