安倍政権は経済の沈滞はデフレの長期化にありとデフレ脱却を宣言しました。
日銀は物価安定目標を2010年を100として前年比で上昇率を2%と定めました。
しかも是を2年間で達成する様にしました。
アベノミクス効果のせいか今年4月は消費税引き上げと相まって上昇率は前年同月比で
3・2%、5月は3・4%と好調に消費者物価は上昇して来ました。
お陰でその分国民のサイフは悲鳴を上げだしてきました。
今回総務省発表8月の全国消費者物価指数は、前年同月比で3・1%上昇し103・5。
エネルギィー関連の上昇鈍化したとは言え、物価の上昇幅は7月の3・3%から下がるが
依然として上昇傾向にあります。
鈍化したと言うエネルギィー関連は電気代7・6%。灯油8・2%。ガソリン5・7%程騰がって
居ます。
家電製品も値上がりエアコン等家庭用耐久財・テレビパソコンの教養娯楽用耐久財等は
何れも6・6%上昇。
外国パック旅行6・8%上昇。生鮮食品を除く食料は4・2%上昇。
他にも肉類・チーズ調理食品が軒並みに高騰しています。
政府としては消費者物価の上昇はデフレ脱却にとって追い風と判断して居る様ですが、
物価の高騰をまともに受ける国民にとっては堪ったものではない。
総務省は今後も緩やかに物価の上昇は続きそうとの事。
今年の春闘の賃上げ2・28%は吹き飛んでしまう物価高騰です。
益々サイフのひもは難くなりデフレからの脱却の騒ぎ処ではなくなるのではないか?