安倍首相は内閣改造後初めて黒田日銀総裁と会談し今後の経済の見通し等について
話し合った。
まず消費税増税後景気に減速感が出て居る日本経済について話し合われた模様。
又増税に伴う反動減の長期化や来年10月予定の消費税再引き上げ等についても話し合い
が行われた模様。
黒田総裁は現在経済は好循環を続けて居るので、2%の物価安定目標実現は可能と言う
判断を示しもし目標達成が困難となれば更なる経済追加緩和を行うと強腰の姿勢を示した。
安倍首相は年末までに秋までの経済の動向を見極めて消費税を10%に引き上げる判断を
する事にしています。
黒田日銀総裁は金融政策決定会合後消費税引き上げを見送ればリスクが大きいと発言して
飽くまで既定通り消費税再引き上げを主張しています。
今回総裁は安倍首相に再増税を見送った場合のリスクや金融市場への影響を説明したとの
事です。
4~6月期のGDPが年率換算で7・1%減の下げ幅となり、7月以降個人消費・輸出が伸び
悩んで居るので、政府・与党内に再増税先送り論が浮上して来ている。
今回の総裁との会談ではこれを打ち消すために開かれたとも云えます。
早速東京外国為替市場は米国長期金利上昇の情報と合わせて円売りドル買いで一時は
6年振り1ドル107円程の円安となった。
依然として円安傾向は進行して居る様です。
ただ幾ら円安が続いても一向に輸出の増に繋がらず輸入する価格高騰で益々赤字が増えて
行くようですね。