財務省は8年振りに国債の表面利率をこれまでの年０・2％から、
０・５％に引き上げる事としました。
これは日銀の金融緩和の修正にも関連して居ると見られる
この金利引き上げで、国が借金返済や利払いに回す国債費は
3兆７千億円程度を上回ると言う。
心配なのは財政圧迫ですね。
ただインフレ抑止を狙った欧米との金利差で異常エン安が
発生して居るので、これを何とか改善する要が出て来て居る。
尚２３年度予算案の国債費は25兆2,503億円を見込み、利払い
は8兆4,723億円として居る。
政府は年末に決定した国家安全保障戦略で装備品輸出を防衛
協力の重要な手段とした事を受けて、防衛装備品移転三原則
運用指針を4月以降改定する事を決定しました。
防衛装備移転三原則は14年安倍内閣が閣議決定した防衛装備品
移転の輸出ルールです
今回武力侵攻された国等を対象に殺傷能力を持つ武器の輸出の
解禁を検討する事とした。
ただ武器の輸出は国際紛争を増長する懸念がある。
今回ウクライナへの防衛装備品輸出をしたが、欧米に比べて
見劣りがするとされた事に対する改善策として打ち出す。
今後改定後インドや東南アジアにも輸出を拡大し防衛協力
の強化を目指すと言う。
是には国内の防衛産業の活性化を狙う狙いもあるとか…
経済が沈滞するとこれまで敵対関係にある経営者と労働者が一応
に賃上げに協力関係に変わるものですね。
今回岸田首相が今年の春闘での賃上げを強く要請しました。
春闘で連合が5％程度の賃上げを要求して居るに対し物価上昇率を
上回る賃上げを求めました。
経団連もベアを中心に賃上げの実現に意欲を見せた。
企業は経営が厳しい中での賃上げには慎重で、中小企業を含めて
何処まで要望に応えられるかは先行きが暗い様です。
直近の消費者物価上昇率は3％台です。
首相は賃上げは成長と分配の好循環の中核として能力に見合った
賃上げが企業の競争力に繋がると強調したとの事。
実質賃金を上げて経済を回す事、最低賃上げ引き上げと非正規
雇用労働者処遇改善も併せて要請したそうです。
これに対し経団連は円安材料の高騰等で経営状況は異なる事
を強調したそうです。