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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

升田将棋の世界

2009-02-08 23:01:39 | 読んだ本
真部一男 2005年日本将棋連盟
昨日の将棋世界の話つながり。

これは、故真部九段が将棋世界誌に連載していた「将棋論考」のなかから、
升田九段の好局をとりあげた回を集めたものである。
升田九段の偉大さと魅力については、言うまでもない。
将棋論考は、棋譜の鑑賞のしかたを教えてくれる、稀有な連載で、
私は毎回楽しみにしていたし、何度読んでも面白い。
そのなかでも、採りあげるのは升田九段の棋譜が多かった。
それがこうして一冊になってみると、
ほんとにいつどこから開いても楽しめる珠玉の短編集という感じである。
将棋の本といっても、強くなるためのガイドブックとかってんぢゃなくて、
こうなると、ほんとにCDとか画集とかみたいな、アートの作品としか言いようがない。

コメント
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