安部公房 昭和44年 新潮文庫版(持ってんのは昭和56年29刷ね)
収録作品「S・カルマ氏の犯罪」「赤い繭」「洪水」「魔法のチョーク」「事業」「バベルの塔の狸」
安部公房、好きでした。
このブログはじめて、昔話とか書くこと増えて、若いときは何読んでたっけか、と思って記憶を探ったら、でてきました。
中学から高校くらいのあいだ、けっこう読んでました。文庫になってんのはだいぶ読んだと思います。(安いからね文庫、昭和56年で280円)
なにが面白いって、不条理(で用語あってんのかな?)ってやつかな、ガキだった当時はすごい刺激的でした。
糸をたぐるとほぐれて無くなっちゃう人間とか、人間が液化しちゃう話とか、描いた絵が実体化したりとか、影をなくした男の話とか、身の回りのことをグチャグチャ書いてある小説より面白いと当時思ったのは無理もないです。
あとは、卓越した比喩。
>するとあんなにも大きかった笑いが、熱い紅茶に入れた角砂糖のように見る見る消えてしまいました。
とかって、いま読んでも、うまいなーと思います。
収録作品「S・カルマ氏の犯罪」「赤い繭」「洪水」「魔法のチョーク」「事業」「バベルの塔の狸」
安部公房、好きでした。
このブログはじめて、昔話とか書くこと増えて、若いときは何読んでたっけか、と思って記憶を探ったら、でてきました。
中学から高校くらいのあいだ、けっこう読んでました。文庫になってんのはだいぶ読んだと思います。(安いからね文庫、昭和56年で280円)
なにが面白いって、不条理(で用語あってんのかな?)ってやつかな、ガキだった当時はすごい刺激的でした。
糸をたぐるとほぐれて無くなっちゃう人間とか、人間が液化しちゃう話とか、描いた絵が実体化したりとか、影をなくした男の話とか、身の回りのことをグチャグチャ書いてある小説より面白いと当時思ったのは無理もないです。
あとは、卓越した比喩。
>するとあんなにも大きかった笑いが、熱い紅茶に入れた角砂糖のように見る見る消えてしまいました。
とかって、いま読んでも、うまいなーと思います。