小林康夫/船曳建夫―[編] 1994年 東京大学出版会
こないだ、ひさしぶりに読み返した。朝夕の電車んなかで。
サブタイトルは、『東京大学教養学部「基礎演習」テキスト』、そのまんまの意味で、そういう使い道のもの。
そんなもん、なんで私が持ってるかっていうと、けっして東大に通ってたわけではなく。
当時、けっこう評判だったんで、話のタネにというか、ものはためしというか、大衆迎合というか、読んでみたんだと思う。
1994年4月が初版だけど、私が持ってるのは同年7月30日で第15刷。学生だけぢゃ、そんな売れないでしょ。
当時読んだときも、そんなに特別おもしろいとは思わなかったんで、何が書いてあったか全くおぼえてなかったけど。
(↑ホントか、ホントに最後まで読み切ったか、途中で投げ出してないか、俺?)
そういうわけで、読み返してみても、特にこれという感想はなし。
あー、学ぶのが仕事の、学生っていいなあ、とは思ったけど。
コンテンツは以下のとおり。
(最後の「表現の技術」ってとこが、今読むと妙に興味深い。研究発表のただのマニュアルなんだけど。私は学校ぢゃあ、これ、こういう形あるもので学ばなかったなあ。)
はじめに
第I部 学問の行為論―誰のための真理か
第II部 認識の技術―アクチュアリティと多様なアプローチ
[現場のダイナミクス]
フィールドワーク―ここから世界を読み始める
史料―日本的反逆と正当化の論理
アンケート―基礎演習を自己検証する
[言語の論理]
翻訳―作品の声を聞く
解釈―漱石テクストの多様な読解可能性
検索―コンコーダンスが開く言葉の冒険旅行
構造―ドラゴン・クエストから言語の本質へ
[イメージと情報]
レトレック―Madonnaの発見,そしてその彼方
統計―数字を通して「不況」を読む
モデル―ジャンケンを通して見る意思決定の戦略
コンピューティング―選挙のアルゴリズム
[複数の視点]
比較―日本人は猿に見えるか
アクチュアリティ―「難民」報道の落とし穴
関係―「地域」を超えて「世界」へ
第III部 表現の技術―他者理解から自己表現へ
0.表現するに足る議論とは何か
1.論文を書くとはどのようなことか
2.論文の作法
3.口頭発表の作法と技法
4.テクノロジーの利用
5.調査の方法
結び―「うなずきあい」の18年と訣れて
こないだ、ひさしぶりに読み返した。朝夕の電車んなかで。
サブタイトルは、『東京大学教養学部「基礎演習」テキスト』、そのまんまの意味で、そういう使い道のもの。
そんなもん、なんで私が持ってるかっていうと、けっして東大に通ってたわけではなく。
当時、けっこう評判だったんで、話のタネにというか、ものはためしというか、大衆迎合というか、読んでみたんだと思う。
1994年4月が初版だけど、私が持ってるのは同年7月30日で第15刷。学生だけぢゃ、そんな売れないでしょ。
当時読んだときも、そんなに特別おもしろいとは思わなかったんで、何が書いてあったか全くおぼえてなかったけど。
(↑ホントか、ホントに最後まで読み切ったか、途中で投げ出してないか、俺?)
そういうわけで、読み返してみても、特にこれという感想はなし。
あー、学ぶのが仕事の、学生っていいなあ、とは思ったけど。
コンテンツは以下のとおり。
(最後の「表現の技術」ってとこが、今読むと妙に興味深い。研究発表のただのマニュアルなんだけど。私は学校ぢゃあ、これ、こういう形あるもので学ばなかったなあ。)
はじめに
第I部 学問の行為論―誰のための真理か
第II部 認識の技術―アクチュアリティと多様なアプローチ
[現場のダイナミクス]
フィールドワーク―ここから世界を読み始める
史料―日本的反逆と正当化の論理
アンケート―基礎演習を自己検証する
[言語の論理]
翻訳―作品の声を聞く
解釈―漱石テクストの多様な読解可能性
検索―コンコーダンスが開く言葉の冒険旅行
構造―ドラゴン・クエストから言語の本質へ
[イメージと情報]
レトレック―Madonnaの発見,そしてその彼方
統計―数字を通して「不況」を読む
モデル―ジャンケンを通して見る意思決定の戦略
コンピューティング―選挙のアルゴリズム
[複数の視点]
比較―日本人は猿に見えるか
アクチュアリティ―「難民」報道の落とし穴
関係―「地域」を超えて「世界」へ
第III部 表現の技術―他者理解から自己表現へ
0.表現するに足る議論とは何か
1.論文を書くとはどのようなことか
2.論文の作法
3.口頭発表の作法と技法
4.テクノロジーの利用
5.調査の方法
結び―「うなずきあい」の18年と訣れて