村上春樹・文 安西水丸・絵 2001年 講談社文庫版
前回『猫だつて夢を見る』だったので、ネコつながりにしようかと。
これはことし10月に地元の古本屋で買った文庫。
だいぶ前のものだけど、私は存在さえ知らなかった、まあ新刊見つけても小説ぢゃないし買おうとしたかどうかはわからないけど。
村上さんと水丸画伯のコンビによる、絵本といっていいものではないかと。
ふわふわした猫をなでてると、日常とはちがう猫の時間が感じられるといったり。
その年老いたおおきな雌猫は、とても頭がよくて、テーブルの上に魚があっても自分の皿に移されるまでは手を出さなかったとか。
村上さんの猫好きのルーツをおもわされる。
そういえば、猫にも「あたり」か「はずれ」かがあって、それは飼ってみないとわからないって話が昔の作品のどこかにあった。
この本の主役「緞通」は、まちがいなくアタリなんだろう。
ちなみに私はネコの良さがわからないので、ネコどうでもいい的発言をよく不用意にして、猫好きを機嫌悪くさせたりする。やれやれ。
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