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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

怪奇まんが道 奇想天外篇

2018-01-08 17:48:06 | マンガ
原作・宮崎克/漫画・あだちつよし 2017年 集英社ホームコミックス
(原作者の名前はほんとは「宮﨑」です、環境依存文字なので。)
きのうのつづき、もうひとつ、この連休で買った新しいマンガ。
『雨の日はお化けがいるから』の近くにあったんで、気づいたんだけど。
お、諸星!と思ったんだけど、ん、なんだろ? 漫画家の名前が四つある。
アンソロジーかなとも思ったんだけど、「原作」「漫画」の意味がよくわかんない。
裏表紙みたら、やっぱ四人の漫画家の作品のものと思われる画があって、「才人4人の描き語り」なんて書いてある。
こーゆーとき新刊書店ではぴっちりラップされてしまってるんで中身がわかんないんで困る。
んー、なんかわかんないけど、いっか、と買ってみた。
開けてみたら、すぐわかった。
そうか、漫画家を題材にしたマンガね、そうかそうか、それでタイトルが「まんが道」なのね。
で、肝心の諸星先生の話はといえば、ご本人だけぢゃなくて、当時のジャンプ編集者への取材もされていて、むしろそっちの視点からの構成が秀逸。
ジャンプ向けの子どもが喜ぶエンタメ作を描けばいいのに、自分の描きたいものしか描かない若き諸星に対して、
>「ジャンプ」というメジャー少年誌でチャンスを勝ち獲りながら
>人気も売れ行きにも興味を示さない(略)
>そのくせ知的好奇心と創作意欲だけは旺盛で(略)
>たった一人己の宇宙を描き続けてる
と不思議がりながらも、その才能から生みだされるものに魅かれてく。
当時のジャンプは、おなじみの人気アンケート主義以外にも、編集部でこれは凄いと思ったら載せてたそうだ、それで『暗黒神話』が連載されたのね、えらい!ジャンプ編集部。
コンテンツは以下のとおり。不勉強なので読んだことないが、近藤ようこ、読んでみよっかと思った。
第1話 御茶漬海苔の苦悶
第2話 諸星大二郎の孤高
第3話 外薗昌也の本音
第4話 近藤ようこの戸惑い

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