タイトル、「編み物」と書いて「ニット」と読みます、ルビが振ってあります。
1983年初版らしいですが、私の持っているのは1989年新装初版。河出書房新社。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/8a/b1e7200e47b17069f5520847ff7d829d.jpg)
読んで字の如し、男のための編み物の本です。
編み物なんて、やったことのない男の人にも、セーターが編めちゃう本です。
まちがいありません、私は、書いてあるとおりにしてセーターを編みました。
この本を買ったのは、平成3年か4年ころか、
当時(今もたまに読むが)橋本治を読んでたのが先だったか、
漠然と“編み物やってみたいな”と思ってたのが先だったか、
経緯は定かぢゃないけど、この本を見つけて、
そして編み棒と毛糸を買ってきて、私はセーターを作りました。
どうすればセーターを編めるか、この本以上にわかりやすいものはありません。
その後、セーターのデザインとかの参考にするために、
いわゆるフツーの編み物の本をいくつか買いましたが、
(それにしても、編み物の本なんてえのは、たいがい女性が
「彼のセーター」か何かを作ってプレゼントするためようのものなので、
タイトルとかもそんな感じで、男が買うのがこっ恥ずかしいもんです。)
そーゆーのを見ても編み物はできるようにならないことがわかりました。
でも、この本は読んで、書いてあるようにすれば、
セーターができちゃうのがすごいところです。
どーして、できちゃうのかというと、
具体的には、バカでもわかるようなイラストが描いてあることと、
編み物なんて伸び縮みするから適当でもいいんだよとか、
初心者はヘタなんだからヘタでしょーがないじゃんとか、
って考え方が語られてるところだと思う。
マフラーなんてつまんないもの編んでるから、
ひとつのものを完成できないんだよ、っていう感じのところも面白いです、
やるなら、やっぱいきなりセーターからだよなって思わされます。
それでいて、ときどき、「社会性のない男ってゴミ」とか、
「セーターの模様と“戦後の自由”との関連」とか、
実用書のふりして隠されている哲学が垣間見えます。
そのへんのとこ、どーしてこんな本書いたのかってことは、
同じ著者の『「わからない」という方法』(集英社新書)に書いてあるのを、
最近になって読んで知りました。詳しくはそちらを。
で、また改めて、このセーターの本を久しぶりにひも解いてみる気になって、
読んでたら、また久しぶりに編み物をやってみたくなってきた、今日この頃。
1983年初版らしいですが、私の持っているのは1989年新装初版。河出書房新社。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/8a/b1e7200e47b17069f5520847ff7d829d.jpg)
読んで字の如し、男のための編み物の本です。
編み物なんて、やったことのない男の人にも、セーターが編めちゃう本です。
まちがいありません、私は、書いてあるとおりにしてセーターを編みました。
この本を買ったのは、平成3年か4年ころか、
当時(今もたまに読むが)橋本治を読んでたのが先だったか、
漠然と“編み物やってみたいな”と思ってたのが先だったか、
経緯は定かぢゃないけど、この本を見つけて、
そして編み棒と毛糸を買ってきて、私はセーターを作りました。
どうすればセーターを編めるか、この本以上にわかりやすいものはありません。
その後、セーターのデザインとかの参考にするために、
いわゆるフツーの編み物の本をいくつか買いましたが、
(それにしても、編み物の本なんてえのは、たいがい女性が
「彼のセーター」か何かを作ってプレゼントするためようのものなので、
タイトルとかもそんな感じで、男が買うのがこっ恥ずかしいもんです。)
そーゆーのを見ても編み物はできるようにならないことがわかりました。
でも、この本は読んで、書いてあるようにすれば、
セーターができちゃうのがすごいところです。
どーして、できちゃうのかというと、
具体的には、バカでもわかるようなイラストが描いてあることと、
編み物なんて伸び縮みするから適当でもいいんだよとか、
初心者はヘタなんだからヘタでしょーがないじゃんとか、
って考え方が語られてるところだと思う。
マフラーなんてつまんないもの編んでるから、
ひとつのものを完成できないんだよ、っていう感じのところも面白いです、
やるなら、やっぱいきなりセーターからだよなって思わされます。
それでいて、ときどき、「社会性のない男ってゴミ」とか、
「セーターの模様と“戦後の自由”との関連」とか、
実用書のふりして隠されている哲学が垣間見えます。
そのへんのとこ、どーしてこんな本書いたのかってことは、
同じ著者の『「わからない」という方法』(集英社新書)に書いてあるのを、
最近になって読んで知りました。詳しくはそちらを。
で、また改めて、このセーターの本を久しぶりにひも解いてみる気になって、
読んでたら、また久しぶりに編み物をやってみたくなってきた、今日この頃。