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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

もう一年乗馬つづけるつもりで、今日はミラノに乗る

2012-02-21 16:47:09 | 馬が好き
春に向かって、日の出が早くなってきて、いまだと6時20分くらいか。休日には外の明るさで自然と目ぇ覚めるって展開が望ましいんだが、あいかわらずそれより早起きしてしまう。
さて、それはそうと、秋口までは、この季節は引越の準備で忙しいこと鉄板と思ってたんだが、もう一年(とは限らないか?)今の場所にいることになった。(代わりに(?)春になったら乗馬苑の引越だあ。)
なので、いつもどおりヒマで、いつもどおり乗馬に行く。


(水道バリッと凍ってるよ。)
きょうは、なんでも好きなの乗ってくれと言われて、そう言われちゃうとハタと困る。どれにしようかなー、どれでもいいんだけど。
おのれに甘くしちゃいけないから、どれかサラブレッドだなー。でもアブミあげしなきゃならないからなー、どれがいいかなー。
ちょっと迷ったすえ、ミラノにする。この馬には乗れるときに乗っとかないと、人気者だから(?)なかなかまわってこないし。(きのう誰も乗ってないのが不思議なくらい。)今年も乗り続けるなら、この馬とは仲良くしておきたいなあ。

(声掛けたら、耳絞って顔出してきやんの、ご挨拶だなあ。)
ミラノでアブミあげんのは、ちょっと難儀だけど。
反撞がきついとかそういうんぢゃなくて、上でバランスを崩すと即座に反応されちゃうんで、上手に乗んなきゃなんない。
馬と重心を一致させて、ちゃんと乗ってりゃ何てことないんだが、それができないからアブミあげするんである、すると人がグラグラするもんだから、馬がバタタッと走ったりして、そうなんないためには真ん中に座っとりゃいいんだが、なにがニワトリでタマゴか分かんない。
はい、馬装して馬場へ行くよ。なんかあったかく感じるんで、ウインドブレーカーは着てかない、Tシャツの上に長袖の綿のシャツだけ。
きょうは(力使って)きっと熱くなる。手袋はしてく、指の皮むけたらヤだから。
引っ張りっぱなすなよ、かえすとこ作れと、ブツブツ自分へのおまじないを唱えながら歩く。

私のミラノに感じる印象は、どんどん変わってきてる。
最初乗ったときは、なんて乗りやすいんだ(向ければ障害飛んぢゃうし)と思ってたんだけど、その後は背中が敏感だなーという感想を持つようになった。こっちの頭の位置とか前後がちょっと違うと、体重の移動を察知されてギアチェンジしちゃう感じ。
最近、乗るときのテーマは、強すぎない内方姿勢である。
手綱を内に引っ張るようにして開くなんて、とんでもない、逆に肩から外へ行っちゃうよ(特に左手前)。両の拳の距離を離さないくらいのつもりで、その両手のなかでジワーっと方向づけたい、最低限の要求さえすれば、それで曲ってくはずなんで。
先生によれば「カラダ(おなかのあたり)が硬い」かららしい。身体がうまく弧にそって曲がらないから内や外に行っちゃうんだろうか。
だったら、こんど乗る前に、自分の尾っぽを噛むくらい、身体を横に曲げてアタマを後ろに回すストレッチでもやらせてやろうか? ストレッチだなんて、理解しねえだろうな、馬は できたら、イヌやネコみたいに後足で耳の後ろを掻くようなストレッチも、やらしたいんだけどねえ
実際には、そんな準備運動やらせるわけにもいかないんで、どうするかっていったら、踏み込ませるしかないんだろうけど、なかなか簡単にはできない。
さて、常歩してると元気いっぱいの今日のミラノなんだが、テーマは内方姿勢にあるんで、さっそく広めなスペースみつけて、ひとり輪乗りで練習する。
強すぎない内方姿勢で輪乗りを続けることを心掛けて、それでもできれば踏み込ませたい。
前進させて、ハミをうけさせて、うけたらアタマは下のほうに、って感じ。ミラノは、うけたらすぐこっちも折り合ってあげないと、引っ張り続けるとバトルになっちゃう。すごく微妙なとこでやりとりをする。だって、言うこときいたから手綱伸ばしてあげようかと思ってると、グンと下に引っ張るときがあるんだもん、そこで許したら馬が「勝った」とか間違って解釈してたらヤじゃん?
輪乗り、繰り返し。手前替えるときに、中に入って小さい(半分の)円弧を描くんだが、そこでやっぱり強い要求しすぎてうまくいかない。
それでもなんでも、十分、前に出てる感じはするし、んぢゃ、駈歩。
いちど常歩でストップ・ゴーをたしかめて、速歩へ。速歩がどんどん速くなっちゃてくうちは駈歩出さない。フワッと軽い手綱の感触で、力がたまってるような落ち着いた速歩になったとこでゴー。
待ってましたとばかりに走りだすんで、そこでまたやりとりを続ける。引っ張りあいになんないように、ときどき腕力はぬいて指でウニウニしたりとか。
左手前の駈歩で、きょうは丁寧になるべく同じ輪を描いてきたつもりだったのに、はじめて大きく輪を外れて外に行ってしまう。あわてて内に引っ張んない、真ん中に座って、両肘から両手首の間くらいに馬のクビを入れたい。そうやってから直す。
速歩もそうだったんだけど、ハミをうけて折り合ったとこで手綱を伸ばしてやると、馬がクビを下げてって、そのあと何もしなくても、今まで通ってきた輪の足跡を勝手にキレイに回っていく。今までより、よっぽど、内に行ったり外に行ったり、しない。
なんのことはない、手綱ブラブラにしても、馬は上手に円を描くことができるのに、人間がジャマしてるから左右にフラつくんである。いたくプライドが(私にそのようなものがあればだけど)傷つくなあ。

さあ、駈歩がケンカしないでひととおりできたような気がしたら、少し常歩で休憩して、また速歩、っていうかアブミあげ
動いてくれるのはいいんだけど、予想どおり、きびしいものがあるよ、ミラノとのアブミあげ。
だんだん速くなっちゃうのは、さっきまでと同じで仕方ないんだけど、そこで抑えるのに、身体が前に倒れて手だけ引っ張りこむとか、手綱にぶら下がって上体を後ろに倒したりとか、そーゆー引っ張り方すると人の力に対抗して余計走られちゃうからね。正しい場所にいないと扶助を使うもなにもないって痛感する。
やっぱ脚かなあ、脚がからだの真下にあって、そこで使えたうえで拳をどうにかするんだろうなあ、ってのが今日のところの感想。
はい、5分でネをあげて、アブミあげ終了。駈歩でのアブミあげは、収集がつかなくなる恐れがあるので、実施しない
さんざ背中をドスンドスンしちゃったんで、また軽速歩で、歩かせる。
こんどは、なるべくサッサカ歩かせる。ウケてくれたら少し手を前にして、クビが下がってったら、そこからまた脚ドンと入れて、速くさせてみる。速くさせたぶん、あとで詰めるの大変だけど。
そのあと、また駈歩。こんどはアブミに立ってみたりする、これがいちばん馬のジャマしてないっぽいから。そして座って詰める、ウケてくれたとみたら手綱伸ばしてアブミに立って、なるべく気持ちよく走ってもらう、繰り返し。
もう輪っかの大きさ分かってるから、ムリに手綱で左右にどうこうしようとしなくても、どこへ飛んでくこともなく回ってくれる。それでも、スピード出すと、ちょっと内に倒れる感じがして、ときどき怖かったけど。

はい、練習終わりぃ。
最後のほうは、それなりによく踏み込んでたような気がする(気のせい?)。でも、もともと、踏み込みっつーか、走り方というか、バランスというか詳しく知らないけど、いい馬なんだ、ミラノ、きっと。ひとがジャマするもんだから、前に進めなかったり、ひとの思うようにカーブ曲がらないような気がするだけで。今日はそれがよくわかったような気がします、はい。

練習後は、けっこう汗かいてるし、全身洗ってやる。
でも、なーんか、同じような運動して、ヨーロッパ乗馬ウマと汗のかき方くらべると、サラブレッドには精神的なもの含まれてるような気がしてならない。(はい、ストレスかけて、スイマセン。)

ちなみに、山の北側とか陽の当たらない場所には、金曜朝に7センチ降った雪がまだ少し残ってる。

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BEAT POPS

2012-02-20 18:22:09 | 忌野清志郎
RCサクセション オリジナルは1982年だ 東芝EMI
RCの何枚目かの(何枚目だ?)アルバム。
いま持ってんのは1998年版のCDだけど。
出たころは「い・け・な・いルージュマジック」「SUMMER TOUR」の後で、まあ、そういう時期だった。
ジャケットがド派手で、いかにも当時のRCという感じ。(いまみると或る種の感慨が。)
RCのなかで私がいちばん繰り返し(46分カセットテープで)聴いたのは、これぢゃないかなあという気がする。
なので、どの曲も好きだ。思い入れというか、耳になじんぢゃってるものがある。
そのなかでも、好きなのは、シングルになった「SUMMER TOUR」(バージョンが違う)や「つ・き・あ・い・た・い」ぢゃなくて、「ハイウェイのお月様」とか「エリーゼのために」だなあ。
あと「こんなんなっちゃった」は、とてもいい。ほかのひとは何て言うかしらないけど、私はこういうのがRCらしいラブソングという気がする。
(2月21日付記 “授業中 机に”とか“放課後 二人”とかのフレーズが「トランジスタ・ラジオ」的なものを感じさせるからなのかもしれない)
きょうは「君を呼んだのに」が聴きたくて引っ張り出したんだけどね。
それで君を呼んだのに って繰り返すとこが、なんとも切ないっつーか胸詰まる感じでねえ、うん。

1 つ・き・あ・い・た・い
2 トラブル
3 こんなんなっちゃった
4 恐るべきジェネレーションの違い(Oh,Ya!)
5 エリーゼのために
6 SUMMER TOUR
7 あの夏の Go Go
8 ナイ-ナイ
9 君を呼んだのに
10 ハイウェイのお月様

※46分テープに入れるにゃあ、「トラブル」と「あの夏の Go Go」を入れ替えるんだ、たしか。
私は、A1→3→4→7→5 B6→2→8→9→10 の順で聴いてたような気がする。
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水の迷宮

2012-02-19 20:49:31 | 読んだ本
石持浅海 2007年 光文社文庫版
ミステリーだそうです。
この週末で読んだ本。
読んでみようと思ったのは、先ちゃんこと先崎学八段のエッセイで、著者を誉めてたから。
なにを読んだらいいのか分からなくて、あるとき書店で並んでた文庫本のなかから、適当に選んだ。
うーん。
べつに面白いとは思わないなあ、私は。悪いけど。
文庫の解説に、「甘い」って思うひとはいるだろうけど、みたいなことが書いてあるんだが、うん、私もそんな感じをもちました。
いっときのヒマツブシができれば、それでいーってば、それでもいーんんだけどね。
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無面目・太公望伝

2012-02-17 18:32:55 | 諸星大二郎
諸星大二郎 平成1年 潮出版社・希望コミックス
タイトルのとおり、「無面目」と「太公望伝」という中編2つが入った単行本。
「無面目」は、いいですよぉ。好きなマンガのひとつに、自信をもって、挙げられます。
無面目というのは、中国の神なんだけど、本当の名前は混沌という。
>人の姿をしているが、顔はなく、天窮山の岩の上で深い瞑想にふけっている。天地開闢の前から思索を続けている
この神は、天地の始まりのときから存在しているので、宇宙のことについて知らないことはない。
この神に宇宙のはじまったころについて訊こうと、南極老人と東方朔の二人の神仙が会いにいき、のっぺらぼうなところへ顔を描く。
描かれた目鼻や口がそのまま動き出して、混沌は質問に答えてくれるんだけど、それまで外部からの刺激なしに純粋な瞑想しかしてこなかった神が、この新たな感覚をおもしろく思って、人間界へ降りて行ってしまう。
世は漢の武帝の時代なんだが、混沌は政争に巻き込まれ、それでもなんせ神なもんだから、人間たちをゲームの駒くらいにしか思ってなくて、適当に遊んでたりする。
人間たちのなかにはいってくうちに、顔のない思索の神だった混沌が、笑いや恐れといった感情を徐々に獲得してく過程が、すっげえ面白い。
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オリアンダーで、思うようには、踏み込めず

2012-02-14 15:35:20 | 馬が好き
午後から雨予報なので、早く乗って逃げ切ろうと思い、いつもより30分ほど早く乗馬に行く。
さっそく、馬房ちゃちゃっと掃除してから、馬装。
馬は、オリアンダーだ。

ひとの顔みて、なんのつもりなのか、さっそく前がきするよ。(マッハの前がきなので写真がブレる。)
今日は小さいほうの馬場でひとりで乗る。
今月の私のテーマは「もっと踏み込む」なんだけど。
オリアンダー様は、いまさら私がゴチャゴチャやるまでもない、すばらしい馬なんで、今日はそんなこと意識しない。
(↑彼には、去年の暮、自分史上初めて100センチ級経路を減点ゼロでまわってくるという、イイ目を見させてもらったので、注文は一切ない。)
ふつうにやって、そのうち前に出てくりゃ、自然と踏み込んでんでしょう。
ところで、踏み込んで何をしたいのか、踏み込んだら何がどうなんのか、っていうのは、私なりに考えてるとこはあんだけど、まあ出来るようになるまでは理屈を言ってもしょーがない。
5分くらい常歩。ありゃ、グイーンと下に手綱を引っ張られちゃうよ。ここでやられると奴のペースだ、馬上体操なんてしないで、コンタクトを探ることを優先。
軽速歩。最初はタランとしたまま、人馬のウォーミングアップをするんだけど、オリアンダーが手綱を下のほうに引っ張るんで、早めに短く持ち直すことにする。
うまくハミをうけてくれる感じになんないなー。
オリアンダーの場合、こういうときは、要は、前にある程度の速さで進んではいるけど、本気で前に出てるんぢゃないってこと。しかたないんで、ガンガンと脚つかってみる。

15分くらい速歩やったら、ちょっと休憩して、つぎは駈歩。
ほんとは最初からさっさと駈歩したほうが、前に出てきてくれんのかもしれないけど。
オリアンダーの駈歩は、楽しい。
なんか知んないけど、この馬限定で、私はいつもより鞍に座ってられるような気がすんだよねー。オリアンダーがまだ本気で走ってないからかもしれないけど。
それにしても、私の脚は左右不対称だなーと、自覚する。
左が弱い。右手前と同じ強さで内側の脚で圧せない。それどころかアブミから足が外れちゃう率も左のほうが高い。めんどくさいんで、引いた右足でグリッて押して動かそうとしちゃうんだけど、ダメだな、こんなことやってたら。
はい、駈歩で歩度を詰めたり伸ばしたり(うまく出来ないけど)出来た気になったら、しばし常歩で休憩して、つぎアブミあげるよ。

前に出して、受け止めて、そしたらクビを伸ばしてあげて、とかいろいろやってると、いつのまにか人間の体勢が前かがみになって、手を前に出してるような気がする。
前かがみになって、こんど手綱を引っ張ろうとすると、そんなの良くない姿勢の典型である。
直すにはアブミあげっきゃないっしょ。背骨の上に頭おいて姿勢真っ直ぐにしなきゃ。
カカトの上に頭っつーか、脚は身体の真下っつーか、どっちでもいいんだけど、そこで安定させなくちゃ、そもそも何もできないよ。
っつーことで、速歩で5分、駈歩で5分、アブミあげ。
爪先を前に向けて、ちょっと上げるように意識する。馬うごかそうと思ってジタバタすると、すぐ崩れちゃうんだけどね。ヒザぢゃなくてフクラハギで馬にくっつこうと努力する。
いいなー、オリアンダー。アブミあげても安定感のある歩きだ。
(馬はきっと「重いのにドスンドスンしやがって」と思ってると思うが。)
なにがどういいんだろう、謎だ。けっこう揺れ自体はあるんだけど、乗ってられる、乗りやすいのは何故なんだろう。

それにしても、やっぱ人間の左の脚が弱い。それはいいけど、いちど強く使おうとしたら、反動でお尻が浮いてしまったのには、自分でも驚いた。
アブミも無いのに、立ち上がれるってヘンでしょ。なんだろう、ヒザを支点にしてんのかな、自分で自分の身体がよくわからない、っつーか制御できない。不可解っつーより不愉快だよな、こりゃ。
アブミあげ終わったら、またふつうに軽速歩。前よりガシッとアブミ踏めるような気が一瞬だけして、やがて元に戻っちゃうんだけどね。
常歩も駈歩も自分としてはまあまあなんだけど、速歩が納得いかないな。ずっと軽速歩で、もうちょっとだけ前に出てくれよぉって続ける。
直線で歩度を伸ばそうとしてみれば、スピードはたしかに少しだけ上がるんだけど、そのあと、詰めらんない。
やっぱ横木とかないと、これ以上は出来ないのかな、俺。真ん中に80センチくらいの障害が一個だけ置いてあるけど、まさかいきなりこれ飛ぶわけにもいかんしな。
よくわからんまま、練習終了。雨降る前に終わんないとね。

どーでもいーけど、最近になって思うところあって、馬装とか手入れとかしてるときに、なんでもいいんだけど、優しいトーンでずっと何かしゃべってみようかな、って試みているんだが、意外とやってみるとこれが難しい。手を動かすのに忙しくなると、無言になっちゃう。
それはそうと、今日は一人で乗ってるときも、シーンとしてたから、なんか馬に話しかけてたほうがいいのかなーと思った。
何も言わない奴に、後ろからムチもって追い立てられたら、誰だってヤだよね、と思うと。
何も言わないで突然ドンって蹴っ飛ばされたら、馬だって妙に緊張するだけぢゃないかなと。
「すすめー」とか言って脚つかったほうが、馬だって、何か勝手なこと言ってるよ、しょーがねーなー、って付き合ってくれそうな気がするし。
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