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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

山下公園

2014-03-23 18:53:59 | 横浜散策

先日の横浜港に客船が入ったなんてのの続き、というわけではないが、なんとなく。
横浜には山下公園ってのがあるんだが。
(↑の写真は今日。あとのは去年の、えーと、6月ころのかな。)
大桟橋のほうから、そっちのほうみると、こんな感じ。

船が氷川丸、真ん中に立ってんのがマリンタワー、その右のへんが山下公園。
べつに、なにもないんだよね、山下公園って。

行ったことがない人が、行きたいとか言ったって、
なんもないからよしとけば、とか言っちゃいそう、私。
そのくらいなにもない。

↑こーゆーアングルで見ると、ホントなにも無さそうに見えちゃう?
んなこと言って、べつにきらいってわけでもない。
(今年も年が明ける瞬間には、行ったりしてたし。)
っていうか、以前より、この何もなさかげんが好きになってるような気がする。

めずらしいもの、目新しいものが、ありゃあいいってもんでもない。
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ハイリスク ~カリブsong

2014-03-19 21:16:43 | 岡崎京子
カリブsongは、狩撫麻礼作品集 story狩撫麻礼 art岡崎京子&やまだないと 2014年2月 双葉社
いや、きのうのことだけど、書店でマンガの棚みてて、これがあって、ビックリした。
どうも最近そういう出版に関する情報を得てないんで、いきなり自分で見つけて、目を疑ってしまった。
即つかんでレジへダッシュ。
収録作のひとつ「ハイリスク」は、私がヲカザキに魅せられるきっかけとなった作品で、その後読み返すことができないままでいたもの。
何に載ってたかも今となっては定かではなかったんだけど、「アクション」だったようだ、1989年のこと、短期集中連載、4週にわたってのもの。
このマンガの、トーンのズレた貼りかたが、とても印象的っていうか魅力的だったのを、いまこうして見ても、ドキドキしながら思い出す。
なんか問題があって単行本化されないのかなとも思ってたんだけど、これで一安心。
(まあ最近は、売れると見込みさえすれば、著者がお蔵入りにしたいと思ってたのでも、掘り起こして出版しちゃうような一面もあるようだけど。)
これで、たいがい手に入れたいものは入れたかなって満足感がある。
ことし2014年の収穫のひとつ。
コンテンツは以下のとおり。“ラスト☆パス”ってのは、“ひじかた憂峰”とか“椿屋の源”とかと、どうやら同じ人物らしい。
「ハイリスク」狩撫麻礼&岡崎京子
「夕陽の落ちるころ」ラスト☆パス&やまだないと
「レッスン」狩撫麻礼&岡崎京子
「ラスト・パス」ラスト☆パス&やまだないと
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豪華客船

2014-03-18 20:34:05 | 横浜散策

きのうのことだけど、大桟橋に、クイーンエリザベスって客船が来てるというので、見に行った。
(ヒマだなあ、俺。)
初めての寄港だという。
昔からよく来てたんぢゃなかったっけ、って思ったんだけど、今回のはクイーンエリザベスでも「3世」だという。

基本的に、船にはそんなに興味ないんだけど、まあたまたま見に行く気になっただけのこと。
感想は、でかいなあ、くらいしかない。
なんでも、干潮のときしか、ベイブリッジをくぐって、横浜港に出入りできないんで、夜中に来て、夜中に出て行ったそうな。

世界一周するらしいけど、船ぢゃ何日かかるやら。
次の港に着くまで、船内で退屈でしかたないんぢゃないかな、って考えちゃう私は、ほんとの貧乏性。
よその場所に着くのが目的ぢゃないんだよね、きっと。
船のなかにいる毎日が楽しいんだろう、乗ってく人は。
真に裕福なひとの買ってるのは、時間なんだな、たぶん。
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調子にのって、失敗する

2014-03-17 21:02:32 | 馬が好き
乗馬にいく。
こないだのパーフェクトなハミうけ(あくまで当社比)の体験に次ぐ、先週の開き手綱によるハミうけのヒントの感触によって、私のなかでは乗馬ブームである。ここまで馬乗りたくてウズウズする状態になるのは珍しい。

きょうはポートマジン。ひさしぶりだ。
かわいいんだけど、なかなか手ごわいと思う。
それはそうと、引手とかを噛ませないで、と事前にわざわざ注意されたので、させるものかと慎重に取り扱う。
馬房んなかで、引手や頭絡にジャレずに無口をかけさせてくれたので、ホメる。
引手をモグモグとかしようとせずに、おとなしく引いて外に出せたので、ホメる。
つなぐとき、左右の引手をガジガジしようとかしなかったので、ホメる。
うまくいってるので、「そーだよー、引手齧るなんてガキのすることだよ、マジンくん」とか言いながら馬装する。
そしたら、なんだよ?ハミつけようとしたら、しばらくクチ開こうとしないよ。これって、何かの抗議ぢゃあるまいな、と思いつつ、なんとかクチ開けさせて頭絡つけたら、出発だ。

頭数不足で、隊列になっての部班が成立しないみたい。
そんぢゃあ仕方ないので、部班用の区画のど真ん中で、ひとり輪乗りする。
常歩で、ハミうけを試みる。んー?んんん?むずかしいぞ。
(口がカタいって言い方があるけど、その場合ほんとにカタいのはクビだったりするんだよね、感覚の表現ってむずかしい。)
以前の私だったら、ギシギシと手を動かしちゃったかもしれないけど、先週の開き手綱による成功体験(当社比)があるので、あれをまたやるチャンスだと思う。
んぢゃ、さっそく開き手綱使って、あれこれやる。まずは輪乗りの目標を見定めて、まっすぐ前に出しながら、それで開いて反応があったら戻す。
あれえ?うまくいかない。ギルデッドエージのとき、「もっと、もっと思いっきりやっていい」って言われたことを思い出し、そのラインまで要求する。
さすがに見かねた先生が、そういうことするにはちょっと難しいかもしれませんよ、みたいなことを言う。
それでもグイグイやってたら、
「内に頼りすぎ。もっと外を使って回るように」
言われて、外にぶつけるイメージでおしてみるが、自分でもピンとこない。
そしたら、すかさず、
「もっと動かして。常に後ろ(肢)はもっと踏み込んだ状態でやる」
「馬を前に出して。ハミに出てきたところでガマンする。そうすると馬が、ハミにぶつかってばかりぢゃなくて、どこにいたらいいか考える」
はい、手をあれこれ振り回してるあいだに、基本の前進がおろそかになってました。
速歩になっちゃうくらいの勢いで前進させなきゃ、そしたら拳つかう。
「ほら、そこで(馬)ゆずったら、かえしてあげる」
ああ、また言われてしまっている。求めるだけグリグリ求めて、馬の反応にあわせてあげられていない。
それにしても、なんか、釣りしてて、横から「あ、ほら、それ引いてますよ、ほらほら、ちょっと上げてみてもらっていいですか」って言われてる人みたいだな。

それでもなんでも、しばらくやってみるが、あまり改善されない。
常歩でできるまで、とか思ってたんだけど、己に甘いので、適当なとこで速歩に移行する。
まあ、先に景気づけに駈歩とかやっちゃったほうが、馬が前進する気でてきて、その後やりやすいこととかもあるし。
軽速歩で輪乗り。
「もっと動かして。こんどは歩度を伸ばして。動かし方をいろいろ変えながらやる」
はい、脚に反応してスッと前に出ることなしに、何も始まらない。
しかし、ストライド伸ばしてって言われてんのに、まーたピッチだけ上がってないか、俺?
また内の手綱を開いたり戻したりしてると、
「ゆずったら、かえす。なるべくまっすぐ乗って、ハミに出てきたところで、ガマンする」
「それと、どうしても内に開いたとき、下に押さえつけるようになってる、なるべくまっすぐ」
と悪癖の、内の手を下に下げるわりには、外の肩がいっしょに回っちゃって壁になってない状態を指摘される。
んぢゃ、いったん常歩して、それから駈歩。
駈歩も、やっぱ「もっと動かして」から始まる。
最初、手を引っ張らないようにして、あまりハミうけのことは考えず、とにかく馬の走りやすいようにと思いつつ、前に出す。
リズムよく動いてくれてるかなと思ったところで、やおらまた、内向けーとか始める。そしたら、
「姿勢が前に倒れてる。もっと上体を後ろにする感じで。そうしたほうが、一歩一歩馬を推進できる」
あいかわらず、手をつかうと、いっしょに身体が前にいっちゃうんである。
拳つかって、馬が反応しても、かえしてあげられない。姿勢がわるくて、馬と重心を一致させることの邪魔ばかりしている。
ひとことで言っちゃうと、センスがないんである。そのことに気づくと、ヤんなっちゃう。
だいたい、自分にしては新しい発見→乗馬ブーム→そんな簡単に毎回できない→センスのなさに気づく→なんかヤル気なくなる→目新しい練習とか与えられる→偶然ひらめいて好奇心がわく→乗馬ブーム、みたいなサイクルを繰り返しているんで、問題はないんだが。
駈歩でも詰めたり伸ばしたり、常に動かし方を変えて、それでも基本旺盛な前進気勢を保つべくして、そのなかであれこれやる。
それはそうと、ちっちゃいサラブレッドに乗ってると、どうしても左右に傾くのが気になる。隅角でステンと倒れちゃわないかな、って気がするときがある。馬はそんなにバカぢゃないけど。よって、バランスを崩す余計な背中のお荷物にならないよう、まっすぐ真ん中に乗るように気をつける。
いったん、休憩。だいぶ、よくなってきた気もする。あんまり、馬、納得してる感じはしないけど。

しばらくしたら、また常歩から繰り返す。やがて速歩へ。
たしかに、最初よりはアタマ下がってきたとは思うんだが、なんかウケてるというよりは、もたれてるのほうに近い気がしてきた、やっぱ。
そこで先週の反省をいかして、もうちょっと動けと、盛んに脚でドシドシやってみる。
ついでなんで、もうちょっと高いとこでウケらんないのかな、とかイジりだす。
それで、気づいたときには、なんか雰囲気がおかしくなってた。
かえすところ忘れて、過剰な要求ばかり続けてたんだろう。
馬納得どころぢゃないぞ、イラっとしてる気がする。
(でも、耳がひらひら柔らかく揺れてんだよね、後ろから見てると。)
始めたころは、イーッて感じの重たい抵抗だったんだけど、いまはガツガツガツってぶつかってくる抵抗になってきちゃった。
「このハミ、不快!口からほっぽりだすか、かみ砕いちゃうか、できないかなあ」って馬が言ってるような気がしてきた。まずいぞ、これ。
やりすぎたと思って、常歩にスローダウンする。
でも、ちゃらんぽらんに終わるわけにはいかないので、あんまり強すぎるコンタクトにならないように気をつけて、しばらく回る。
まだ手綱開いたりすると、ガチャガチャした反応があったので、そういうの無くなるまではやめらんないなと思い、ゆっくり丁寧に常歩を続ける。
コーンが置いてあったので、そこを8の字にまわる。グイって乱暴に引かないようにする。楽しいだろ、ジムカーナの経路みたいで、とか言いながら、まわってるうちに、集中力のようなものが戻ってきた気がしてきたので、そこんとこでおしまいにする。
いやー、途中までよかったと思ったのに、大失敗。馬との信頼関係を破壊しかねない暴挙をはたらいてたかもしれない。
けっこう汗かいてたのは、きょうが比較的あたたかいからぢゃなく、プレッシャーかけすぎたのかもと心配になった。

手入れおわったら、まあ次回もよろしく頼むよと、リンゴやる。
「しょーがねーなー」って感じで、ムシャムシャ食ってくれるので、救われる。
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あさめし・ひるめし・ばんめし

2014-03-13 21:16:14 | 読んだ本
日本ペンクラブ編/大河内昭爾選 2014年2月 ちくま文庫版
先月だったかな、書店の文庫売場に平積みされてて、副題の「アンチ・グルメ読本」って文字にひかれて、フラフラと買ってしまった文庫。
最近とみに、食いものに関して書かれた本って、けっこう多くて。
それこそ書店によっては、いろいろ集めて、それだけのコーナーつくったりしてるぐらいあるんだけど。
そのなかで、「アンチ・グルメ」ってうたうのが、なかなか魅惑的だから。
まあ、必ずしも、ストレートに、グルメとかなんだかんだいう奴はバカヤローだ、って論調ではないんだけどね。
うまいものヨイショすることが目的ぢゃありませんよ、うまいもの探しにこだわりませんよ、くらいの感じかなあという気がする。
一読して面白かったのは、ほかにもいくつか読んで感心したことのある吉田健一と、ろくすっぽ(っていうかほとんどだな)読んだことなかったんだけど開高健かな。
開高健のは、なにかシリーズものの第一作らしいので、できたら続きを読んでみたいと思う。
食については一言ある・うるさいと言われてたらしい小島政二郎の書いたものより、その夫人の書いた「正体見たり『味の小島』」のほうが、面白いったら面白い。
コンテンツは以下のとおり。
吉田健一 饗宴
三浦哲郎 鰯たちよ
子母澤寛 冷や飯に沢庵〈増上寺大僧正 道重信教氏の話〉
草野心平 干海老の雑煮
水上 勉 古い梅干
小島政二郎 食いしん坊
小島視英子 正体見たり「味の小島」
森 禮子 高知
永井龍雄 餅を焼くこと
池田弥三郎 さくらもち
安藤鶴夫 尻尾までアンの入った誠実さ―わかば―
渡辺喜恵子 わんこそば
吉村 昭 鮨・ごはん・ソース
神吉拓郎 肉それぞれの表情
色川武大 朝は朝食 夜も朝食
種村季弘 嘘ばっかり
増田れい子 鳥越おかず横丁
国分一太郎 つけものについて―音楽にも似た「時間芸術」
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