kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

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2016-11-02 | 陸上競技
月曜日、次に向けて進み始めました。県体の2日目、レースがない者は朝の段階で3時間程度ひたすらドリルをさせました。レースでの動きを見てこれからどうするかを考えた時に不足する部分を補わなければいけないと思ったからです。しつこくしつこくやらせました。ここの部分は誰にも負けないと思っています。基礎練習の徹底。これしかありません。

月曜日の朝はミーティング。こちらが思うことを話しました。ダメ出しする部分はほとんどなし。それはまた別の時にすれば良いですから。これから何をしなければいけないのかを話しました。

まずは毎日を大切にすることだと思っています。4月末にある支部大会、5月末にある県総体、6月末にある中国大会。これを勝ち抜けなければそこで終わってしまいます。今が11月ですから支部大会まで180日、県総体まで210日です。その日の練習を大切にする。何のためにやっているのかをしっかりと考える。どうしても先が長いと漠然と考えてしまいます。キツくても本当に目指すところに向けて最大限のことができるか。目の前のキツさに負けてしまえば強くはならない。目の前にある事をどうするのかを考えるべきです。久々に日めくりカレンダーを作らせようかなと思っています。目に見えてあと何日あるというのがわかれば気は抜けないかなと。

更には勘違いしないという部分。もっと視野を広く県外に目を向ける必要があると思っています。昨年は県内で入賞することさえありませんでした。決勝に残ることさえない。それが新入生の加入により一気に注目される存在へとステップアップしました。これは私の指導が云々ではなく新入生の力があったからという話にしかなりません。もちろん2年生の頑張りはあると思います。土台がある程度できて来たから新入生加入が結果に繋がったと思うからです。

が、既に「県内で何番になった」という部分で満足してしまっていないか?これまで経験したことがない部分。毎回毎回表彰台に乗ったりすることで「自分達は強くなった」と思っていないか。これは違うと思っています。女子のリレーに関しては春先に49秒3を出しています。今の時点で既に48秒台に入っておかなければいけない。が、まだ届いていません。これでは戦えないのです。危機感を持たなければいけない。

前任校での話を少ししました。県外の合宿に参加させてもらった時のことです。県外の選手が涙を流していました。声を掛けると「自分が弱くて情けない」と涙を流していたようです。持ち記録はヨンパで63秒台だったと思います。当時、中国地区であればこの記録で勝ち上がってインターハイに進むことができました。山口県では当然トップ。が、この記録では府大会の決勝に進むこともできないし近畿大会に進むことはできない。自分は弱いのに練習で頑張りきれない、と悔しくて泣いていました。ここの感覚を持っている選手がどれだけいるのか?

記録は良くなくても県内では勝つことができます。地域による格差です。が、県内ナンバーワンという肩書きは付きます。いつの間にかこのレベルで満足しているのではないか。県外では勝ち上がるためにもっともっとやっている。その部分を肌で感じる必要があります。「自分達は弱い」と気づかない限り前には進まないのです。そのキッカケを与えるために女子4継メンバーを連れて大阪に行きます。果てしなく遠い所にいるんだと痛感する必要があるからです。今のままでは絶対に戦えないからです。

男子キャプテン、昨年は12秒5位がベストでした。中学から継続して競技をやっています。なかなか力が付きませんでした。それが先日の大会で11秒60。かなり強くなりました。大きく評価されることだと思います。が、これは個人の評価でありこのままでは県内でも戦えません。もっと強くならなければいけないのです。そこの感覚が持てるかどうか。

漠然とやるだけでは強くなりません。やっている事に対しての理解が必要になります。このことに関してはまた別に話をしました。それはまた別に書きたいなと思います。

どこを見るのか?県内で何番、中国に行ければ良い。この感覚では絶対に戦えないのです。そこの感覚を持てるかどうか。また書きます。
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