kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

室内練習〜何をするべきなのか〜

2016-11-20 | 陸上競技
続き。

ドリルを徹底して行いました。そこからは走ることに。ここからが今のチームの足りないところなのかなという感じです。これは私がそう感じるだけなのですが。誤解なきように書いておきますが練習に対しては真面目に取り組んでいる。多分他校には負けないと思います。が、「真面目にやる」「一生懸命にやる」ことで勝負をするわけではありません。我々が求めるのは「強くなること」です。そのために何をするのかだと思ってやっています。

ドリルが終わった時点で2階へ。少し長い距離が走れるようにしました。最初はスティックを置いてからの加速段階の動きをすることに。話はしていますが「ドリル」はあくまで走るための準備でしかありません。大切なのはきちんと走ることです。形だけを求めていても仕方ないですから。走ることに繋げていく。ここの部分が一番大切だと思っています。

選手には「一本一本を大切にすること」を話しています。走りに繋げていくために何をするのか。これまでの練習を上手く走りに繋げていくためにはある程度「考える」事が必要になります。本数を数えこなすだけではなく「今からの一本はここを意識してみよう」と考えられるかどうか。たんに走るだけではなく「どうすれば良い走りができるかどうか」です。

15mくらいまでの走りを意識してスティックを置きました。が、私の目から見て「考えている」というのが感じられませんでした。明らかに集中が切れかけています。分からないでもない。長い時間地味な練習をやっていますから飽きてくる。疲労度も高くなっていますから。あえて本数を増やしています。その本数をやるだけで何かが変わるとは思いません。走る中で「ドリルでやってきたこと」を感じ取ってもらいたいと思っています。一本一本見ながら指摘していくようにしています。「5本2セット」としていましたが1セット目が何本走ったか分からなくなったらしく適当に終わっていました。あり得ません。

2セット目に入っても「何本走ったのか」という感じになっていました。いや、これって走る意味があるのか?私から「5本2セット」と言われたから仕方なく走っている感じがめちゃめちゃ出ていました。長い距離を走らせているわけではありません。長時間のドリルだったとしてもそれを走りに繋げでいく作業が一番大切なのです。だとすれば目の前の1本1本を重視していくのは当然の話だと思います。

繰り返しになりますが「地味で長い」練習をしているのはわかります。が、それだから走る練習は適当で良いのか?違うと思います。やっている本数さえ適当になる。集中が低くなりすぎています。その後に少し距離を伸ばして中間に繋げていこうと思っていましたがこの時点で「やる意味があるのか」という感じでした。

こちらは一本一本意識する中で動きを改善していこうと思っています。最終的に動きを変えていけるのは選手自身です。こちらはしつこく言い続けていくしかない。が、疲労などでここまで集中が切れるのであれば練習をする意味がなくなってしまいます。細かく指導する必要性はなくなります。「走るだけ」であればどこでどんな練習をしても同じだと思うからです。明らかに「態度が悪い」と感じる部分もありました。

これにより練習を見る気がなくなりました。「無責任だ」と言われるかもしれません。が、これだけの時間と労力を注いでいても「仕方ないからやる」という雰囲気を出す選手がいるのであればやる必要はない。私が練習を見ないとしてもそれはそれで良いと思う。チームとしてそこをどうするのかです。そこから練習終わりまでは一切練習を見ませんでした。「必要性がない」のです。そこからの練習は「勝手に走る」という感じでした。こちらは一切の指摘をしませんでした。というか走るのさえ見ませんでした。

やるだけ。それなら誰が練習を見ても同じだと思います。見ても見なくても同じ。何のためにこの場所に来ているのかを考えられないのであれば次に繋がりません。

批判を受けるかもしれません。どのように想われるかは分かりません。が、私だけが本気になっても結局は何も意味がないのです。実際に走るのは私ではないのだから。練習自体はよくやっていると思います。しかし、それだけで良いのか?本当に求められることは違うのではないか。もちろん私に足りないものがあるのは間違いないと思います。飽きないように工夫をしたりする。不満そうにやる選手がいたとすれば持ち上げて頑張らせる努力をする。そういう部分が足りないからではないか。

しかし、そこまでして「練習をして頂く」必要があるのか?!誰のために練習をするのか。そこだと思います。勧誘の時期にこの手の記事を書くというのは明らかなマイナスになるのは分かっています。が、うちはまだ未熟なチームなのです。そこの部分は間違いないと思っています。だからこちらも必死に組織としての活動が出来るようにする。綺麗事だけを並べて来てもらっても仕方ないと思います。集めるだけ集めて何もしないという指導者にはなりたくない。それだけは譲れない。

全てが上手くいくとは思っていません。こういう初歩的な部分が出てくるのはあると思います。前任校は「ジョギングクラブ」からスタートしています。それから比べると2年目にしてかなりのチーム状態になっています。が、上を狙うチームとしてはまだ未熟。私が中心になるようでは本当の勝負にはならないと思います。

何のために練習をしているのか。ここに関して考えてもらいたい。私が練習を一切見ないとしたらどうなるのか?そこまで考えられるかどうかだと思っています。「走るだけ」でこの冬に劇的に強くなるのであればそれで良い。しかし、そうではない。明確です。量も質も高くして練習をしていけるかどうか。「少しだけ強くなれば良い」のであれば適当な練習でも十分。それでは面白くありません。めちゃめちゃ強くなってもらいたい。それだけは変わらない想いです。

目の前の1本を大切にしなければいけない。そこの部分の理解。ここまで求めて指導するのはやり過ぎなのかもしれません。が、そこをやっていかなければ県外のチームと戦うのは不可能です。まー私が選手には嫌われるのであればそれは仕方ないかなと。悪者になってでもやるしかないという気持ちはあります。悪い事をしているとは思っていませんが。まー「甘い」部分を捨てきれなければ「それなり」で終わってしまうというのは間違いない事実かなと。

上手く書けません。が、これから先のことを考えれば必要な経験なのかもしれません。

とりあえず記しておきます。全てを書いているわけではありません。それでも書いておきます。真剣に競技と向き合えるかどうか。それがこれから先を決めると思います。繰り返しになりますが「練習は一生懸命にやっている」と思います。負けないと思います。が、本当にやるべきことはもっと先にあるというだけ。

最後に話をしておきました。伝わるかどうかです。何とかなる。大きな勘違いです。何ともなりません。何とかするためにやらないといけないのです。

面白くない内容になってしまいました。全てが上手くいけば良いのですかそうはいきません。それでもやっていくしかない。私に出来ることをやっていこうと思います。
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室内練習〜徹底した動き作り〜

2016-11-20 | 陸上競技
続き。

サーキットを実施してから今度は基本的な事をすることに。これくらいから雨が止んでいましたから屋外で練習することは可能だったかもしれません。しかし、今しかできないことをやっておきたいという気持ちがありました。基礎的な動きの徹底。長い目で見たときに結果に繋がるのはやはりこういう部分だと思っています。もちろん、意識してやっていけばという話ですが。

比較的広く使えたのでグループを2つに分けて実施しました。階段を使って足運び。バランスディスクがあったので各自に1つずつ持たせて膝締めと斜め上への引き上げを。きちんと軸を作ろうと思えば身体を起こす必要があると思います。バランスディスクを身体の前で保持していくことでそこの部分を自然とできるようになると思っています。一階廊下には2ヶ所階段がありますからこれを利用しながらですね。

そこから平地での足運び。同じく前側にバランスディスクを保持して前への引き上げ。頭の上にバランスディスクを保持しての軸意識の引き上げ。チューブ歩行の静止とウォーク。チューブは2本ずつとしました。最後にワンステップハードルの歩行。頭の上にバランスディスクを持ってから軸意識をしながら接地ポジションの確認。本当に地味な練習です。これを2セット実施しました。

この辺りまで来て「腕の使い方」が気になりました。いや、本当はもっと前から気にはなっていたのですが。女子がドリルをする時、腕が使えていないという感じがありました。足に意識がいっているのでそこの動きばかりになる。チューブ歩行の時に腕を抱え込むようになってしまいます。これにより地面にきちんと力が伝わらない感じがありました。男子では「タイミング」があっていないなと感じる者も。腕を使ったとしてもそれが上手く効果を出さなければ意味がなくなります。「使えば良い」というのではないと思っています。何故腕振りをするのか。ここはきちんと考えなければいけないと思っています。

これまであまりその部分に触れてきませんでした。が、あまりにも目立つのでここの部分の意識を持たせたいなと。せっかくトレーニングなどを行なっているのですからそれを上手く走りに繋げていかなけれないけません。走っておけば勝手にできるようになるというのもあるかもしれません。しかし、これまで見てきて実際にできるようになってはいないのです。だからあえて腕振りを意識した練習もしてみようと考えました。

腕振り練習をしてからもう一度ドリルを。上述の動きの徹底です。チューブ歩行の中で足と腕のタイミングを合わせていきました。骨盤の前のところできちんと地面が抑えられるか。本当に意識してやっていけるかどうかだと思っています。この辺りの部分は「きちんと意味が分かってやるか」だと思っています。何のためにこういう練習をしているのかを各自が考えておかなければいけません。それほど難しいことではありませんが、それを「理解してやる」「意識してやる」かどうかで大きな差になってきます。

縦の動きのドリルのまとめとしてチューブ腿上げを行いました。前に進むという動きではなくしっかりと膝を上げるという練習。直線的な足運びを意識させていますからこの練習で出来るかどうかはすごく重要だと思います。前に進む意識をするとどうしても膝が開き始めます。そうならないようにです。本来であればこの段階をもっと時間かをかけてやっておく必要があります。進む前段階で止まっておく必要もある。が、この動きを徹底すると重心の移動が小さくなってしまうという課題も出てきます。これも理解しておかなければいけません。難しい話ですが。

そのため「重心移動」を含んだ動きをやることにしました。壁を使ったハードルの動きを回数を少なくしてセット数を増やしました。この方が意識する回数が多くなると思ったので。動かす回数を多めにして1セットで10回くらいやる方が時間的な短縮になります。表現が難しいですが。これを5回ずつにして2セットにする方が実際は意識しやすいのではないかと思っています。通常の練習であれば効率的にやらなければいけません。そのため回数を増やして一回で終らせるようになる。この日はあえて5回を2セットずつ行いました。これも工夫なのかなと。

そこからはハードルを使った動きをやってドリル終了。徹底。ここだと思っています。走る練習をしてしまえばそれだけで時間が過ぎます。もちろん、すごく大切な練習だと思います。しかし、その前段階でどれだけやるか。この冬で大きなレベルアップを図ろうと思えば普通の事をやっていたら不可能だと思っています。徹底的にやり続けていく。まずはそこだと思います。ここまでで約2時間半。かなりやっています。

また書きます。ひたすらやるというのは大きなエネルギーを必要とする。これだけは確かです。
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室内練習〜サーキット形式で〜

2016-11-20 | 陸上競技
土曜日、天気は微妙。雨なのか晴れなのか分からない。小雨が降ってはいましたが屋外で出来ないこともない。前日の時点で室内練習を考えていたのでそれで良いかなと判断。グランドは水浸しでしたし、山に行って走るとしてもアスファルトが濡れていたので滑る危険性もある。移動するのもちょっと面倒だなという感覚もありましたし。

集まった段階で空気が重いなという感じがありました。前日にトレーニング、次の日の朝に練習ですから疲労もあると思います。だからといって練習をやらないという選択肢はない。ここはしっかりとやっておきたいと思います。選手の気持ちになって考えると「やりたくないな」という感覚かもしれないですが。こういう部分を乗り越えていって「競技者」として成長してもらいたいと思います。前に比べると本当に成長していますが「何が何でも」というレベルまでは届いていません。やるしかない。

時間があるので練習の最初にサーキットをすることにしました。室内の1階と2階を使ってのサーキット。股関節サーキットに階段ジャンプ、手押し車を加えて実施。この手の練習は最近あまりやっていません。補強系はかなりやっていると思っていますが「心肺機能」に負荷がかかるような練習は少ない。走る中でもっと取り入れていけば良いのかもしれませんが今はそこまで出来ていません。息が切れるような練習も必要だと思っています。「全身持久力」の向上は必要不可欠。全てのベースになると思っています。

2階分を使ってのサーキットです。それなりの運動量になります。疲れてきてからの動きという部分でも「気持ち」の練習になるかもしれない。そういう部分も含めてです。上述のように疲労がそれなりに蓄積しているのは分かっています。だったらそれほどやらなくても良いじゃないかという話になるのかもしれません。練習ができる期間は限られています。しっかりと負荷をかける時間というのも必要不可欠。

3サイクル実施。種目が重なるので最初の種目を分けてスタートさせました。当たり前の話ですがここで全員が同じ所から始めると道具の関係で止まってしまうことになります。そうなるとサーキットにはならず休憩が入ることになる。心肺機能に負荷をかけられなくなるとこの形式でやっている意味がなくなってしまいます。こちらとしてはしっかりと頑張らせることしかできません。休みたいという気持ちをどう前向きにさせるか。

約25分くらいで終わりました。ここ時点でかなりの汗をかいていました。これでアップ終了。この日はどちらにしても量を追うことはできません。強度が下がるのでどこかで強めの刺激を入れておかなければいけない。そういう判断の中でやっていきました。

アップだけしか書いていませんが。また書きます。
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