木曜日、考えられないくらい疲れが出ます。先週も木曜日から体調が悪くなりましたが今回も同様です。朝から職員室に座っている時間がないくらいのバタバタです。今の仕事、精神的に余裕が無い限り良い仕事は出来ないと思っています。当たり前と言われたら当たり前なのかもしれませんが、今年はとにかく多忙です。
そんな状態になるとは思わずに朝は1年生だけにミーティングをしました。練習を始めて約1ヶ月経ちます。そろそろチームのやり方に慣れていってもらわなければいけません。これまではあまり1年生に話をしていませんでした。もちろん要所要所では話しますが、上級生と比べると少なくなっています。これは「言われていることが分からない」という段階だと思っているからです。まずは雰囲気を見て感じ取る事が重要だと考えています。もちろんそれだけでは絶対に分からないのでそろそろきちんと話をしていく必要があるかなと。
うちの部に入ってくるというのはそれなりの「覚悟」が必要となります。他の部と比べて様々な面で厳しくやっていきますから、「覚悟」が無ければ続けていけません。今年の1年生、部活動紹介の後に「○○部は楽しそう」だという声がかなり聞こえていました。「楽しい」というのがどのレベルかという話ですが。案の定、その部には10人以上が殺到しました。しかし、少しトレーニングをしたら「こんなキツいことは出来ない」といって半分が2日で辞めたようです。「キツい」というレベルがうちのサーキット以下だと思っています(本気で)。今部活に入って陸上をやっている者はそれなりに強い意志があるのかなと感じます。
1年生には「努力」について話しました。ここは非常に大切な部分だと思っています。以前指導した選手を例に挙げて「努力」についてどこまでやらないといけないのかを話しました。「自分は頑張っているのに先生は分かってくれていない」と何度も言われた事があります。この辺りの考え方を変えられなかった私の指導力が問題だったのかもしれませんが。しかし、結果的にウエイトオーバー、貧血、故障を繰り返していきました。「自分としてはかなり努力している」と思っていても、結果として現れている事実が全てなのです。高校生にとっての基準は「自分」です。視野が広がりませんから「これまでの自分と比べて努力している」という判断基準で物事をとらえます。
本当にこれで良いのか?本当に必要な努力が10なのに、自分の努力の基準値は5が最大になっている。大切なのは「目標に到達するために必要な努力」であり、「自分なりの努力」ではないのです。この視点、考え方を理解させていかない限り選手としては伸びないと思っています。自分の「殻」を破れないので、自分の中で満足してしまうからです。選手が努力をしていることは認めますが、それでは足りないから選手の「基準値」を変えていくように関わる必要があると考えています。
前述の選手、かなり力はありましたが最終的に私が目標としていた所までは届きませんでした。こちら側からの話に素直に乗ってくることがなかった事も大きく影響していたと思います。信頼関係が成立していなかった部分もあるでしょう。選手は「素直に話を聞く」という姿勢が必要になると考えています。指導者の話、上級生の話をきちんと聞いていかなければ何も変わらないのです。自分の判断基準だけでとらえているから体重管理や故障予防等の部分がきちんとできない。だから周りが指摘していかなければいけないのです。難しい話ではありません。
加えて「信頼関係」の話もしました。チーム内での信頼関係をきちんと作ることが重要です。このことに関しては放課後全体にも話をしました。裏表のある関わりでは絶対にチームは1つになりません。「甘え」を許しているようなチーム状態では絶対に勝ち上がれないと思っています。今回、4継には1年生を使います。女子は上級生だけで組んでも十分戦えると思っていますが、もう1つ上のレベルで勝負をする必要性を感じていますから13秒1で走る1年生を走らせます。この時に信頼関係が出来るかどうかが大きな問題になってきます。これまで上級生が積み上げてきたモノを1年生と一緒に形にする。きちんと信頼関係が無ければそこでバトンはつながらなくなります。上級生の「想い」を1年生がつなぐことが出来ずにミスをしたらどう思うか?そこの部分をきちんと理解させていかなければいけません。
裏表のある行動や関わりだとチーム内で必ず不協和音が生じます。それによりチームが崩れます。積み上げるのにはかなりの労力を使いますが崩れ去るのは一瞬です。これに関しては放課後話したのでまた別に書きますが。1年生がそれを崩してしまうよう事があってはいけない。力がある選手を認めないようなチーム状況では戦えないと思っていますし、そういう経験もしてきました。認めてもらうためにはやはり「心」と「心」のつながりが重要になってきます。だからコミュニケーションを取る。互いに理解していかなければ「ダメなものはダメ」だと言い切れる厳しさは持てません。気を遣って遠慮がちに話した所で何も伝わらないのです。
自分にとって大切なモノが何か、自分を成長させるモノは何かを繰り返し話していく必要があります。まだまだ時間はかかると思いますがしっかりと話をしていきたいと思います。
放課後の話についてはまた別に書きます(多分)。
そんな状態になるとは思わずに朝は1年生だけにミーティングをしました。練習を始めて約1ヶ月経ちます。そろそろチームのやり方に慣れていってもらわなければいけません。これまではあまり1年生に話をしていませんでした。もちろん要所要所では話しますが、上級生と比べると少なくなっています。これは「言われていることが分からない」という段階だと思っているからです。まずは雰囲気を見て感じ取る事が重要だと考えています。もちろんそれだけでは絶対に分からないのでそろそろきちんと話をしていく必要があるかなと。
うちの部に入ってくるというのはそれなりの「覚悟」が必要となります。他の部と比べて様々な面で厳しくやっていきますから、「覚悟」が無ければ続けていけません。今年の1年生、部活動紹介の後に「○○部は楽しそう」だという声がかなり聞こえていました。「楽しい」というのがどのレベルかという話ですが。案の定、その部には10人以上が殺到しました。しかし、少しトレーニングをしたら「こんなキツいことは出来ない」といって半分が2日で辞めたようです。「キツい」というレベルがうちのサーキット以下だと思っています(本気で)。今部活に入って陸上をやっている者はそれなりに強い意志があるのかなと感じます。
1年生には「努力」について話しました。ここは非常に大切な部分だと思っています。以前指導した選手を例に挙げて「努力」についてどこまでやらないといけないのかを話しました。「自分は頑張っているのに先生は分かってくれていない」と何度も言われた事があります。この辺りの考え方を変えられなかった私の指導力が問題だったのかもしれませんが。しかし、結果的にウエイトオーバー、貧血、故障を繰り返していきました。「自分としてはかなり努力している」と思っていても、結果として現れている事実が全てなのです。高校生にとっての基準は「自分」です。視野が広がりませんから「これまでの自分と比べて努力している」という判断基準で物事をとらえます。
本当にこれで良いのか?本当に必要な努力が10なのに、自分の努力の基準値は5が最大になっている。大切なのは「目標に到達するために必要な努力」であり、「自分なりの努力」ではないのです。この視点、考え方を理解させていかない限り選手としては伸びないと思っています。自分の「殻」を破れないので、自分の中で満足してしまうからです。選手が努力をしていることは認めますが、それでは足りないから選手の「基準値」を変えていくように関わる必要があると考えています。
前述の選手、かなり力はありましたが最終的に私が目標としていた所までは届きませんでした。こちら側からの話に素直に乗ってくることがなかった事も大きく影響していたと思います。信頼関係が成立していなかった部分もあるでしょう。選手は「素直に話を聞く」という姿勢が必要になると考えています。指導者の話、上級生の話をきちんと聞いていかなければ何も変わらないのです。自分の判断基準だけでとらえているから体重管理や故障予防等の部分がきちんとできない。だから周りが指摘していかなければいけないのです。難しい話ではありません。
加えて「信頼関係」の話もしました。チーム内での信頼関係をきちんと作ることが重要です。このことに関しては放課後全体にも話をしました。裏表のある関わりでは絶対にチームは1つになりません。「甘え」を許しているようなチーム状態では絶対に勝ち上がれないと思っています。今回、4継には1年生を使います。女子は上級生だけで組んでも十分戦えると思っていますが、もう1つ上のレベルで勝負をする必要性を感じていますから13秒1で走る1年生を走らせます。この時に信頼関係が出来るかどうかが大きな問題になってきます。これまで上級生が積み上げてきたモノを1年生と一緒に形にする。きちんと信頼関係が無ければそこでバトンはつながらなくなります。上級生の「想い」を1年生がつなぐことが出来ずにミスをしたらどう思うか?そこの部分をきちんと理解させていかなければいけません。
裏表のある行動や関わりだとチーム内で必ず不協和音が生じます。それによりチームが崩れます。積み上げるのにはかなりの労力を使いますが崩れ去るのは一瞬です。これに関しては放課後話したのでまた別に書きますが。1年生がそれを崩してしまうよう事があってはいけない。力がある選手を認めないようなチーム状況では戦えないと思っていますし、そういう経験もしてきました。認めてもらうためにはやはり「心」と「心」のつながりが重要になってきます。だからコミュニケーションを取る。互いに理解していかなければ「ダメなものはダメ」だと言い切れる厳しさは持てません。気を遣って遠慮がちに話した所で何も伝わらないのです。
自分にとって大切なモノが何か、自分を成長させるモノは何かを繰り返し話していく必要があります。まだまだ時間はかかると思いますがしっかりと話をしていきたいと思います。
放課後の話についてはまた別に書きます(多分)。